学歴を価値とする考え方自体が間違っています。
学歴主義が長く続いてきた結果が今の理不尽な社会の仕組みを作っているといってもいいです。
学歴主義以前の問題として「やらされている」教育、「やらされている」仕事に問題があります。
大人が率先して自分のやりたいことを仕事として作り、やりたいことを実現できる環境を作り出すことが大事です。
もっと本音で生きようじゃないですか。
教育現場ではいじめを見ても見ぬふりをしたり、軽く受け止めたり、加害者を厳罰に処するどころか擁護する姿勢があります。
しかし、加害者にも教育現場にも「いじめは犯罪行為である」という認識を持たせる必要があります。
教育行政もいじめ対策を講じてはいますが、形だけの対応でまったく危機感が感じられません。
「いじめは犯罪」という認識のもとでいじめ隠蔽の構造と学校制度を変えていくことが急務です。
鳥取県内にも当事者の親の会や支援機関があります。
いじめ・不登校・ひきこもり・発達障害などの子ども支援、障がい者支援、若者支援のイベントも開かれています。
イベントの案内は小中高校で配布されたりや行政機関などでも見ることができます。
すべての人が暮らしやすい社会を作っていくために、ぜひ多くの方に参加していただき、鳥取県でも理解の輪を広げていきましょう。
自分たちのやりたいことを実現する環境を作りるためには、まずは、自分自身が主体的に行動することだと思います。
そのためには、やらされて動くのではなく、やりたいことをやるという強い意志も必要です。
それに賛同する人ばかりではありませんので、強い信念も必要です。
一人ひとりの価値観や生き方はそれぞれ違いますから、強制することがあってはいけませんが、各々がもっと自己主張すべきだと思います。
その中で連帯できる人の輪を広げて、声を大きくしていき協力できる人を増やしていくこと、行政にも具体的な施策を要求していくことが必要ではないでしょうか。
社会を変えるとか学校制度を変えることは難しいですが、少しでも今より良くしていくことはできると思います。
私はそれを信じて動いているつもりです。
現状では制度の枠の中でやっていくしかないのですが、いろいろな人たちがそれぞれの置かれたところでよりよくしていこうという努力を積み重ねておられます。
職場に所属するのではなく、学歴とは関係のない事業を作り自分で作った仕事で起業する人も増えています。
自分の仕事は自分で決めて、自分で作っている人もたくさんいます。
それらの人を知ることによって、私自身も勇気をいただいています。
私たち大人が世の中には様々な価値観があって様々な生き方をしている人たちがいるということを子どもたちに示していくことができれば、学歴にとらわれない考え方も育っていくはずです。
大人が学歴にとらわれている限り、子どもたちもとらわれる傾向は強くなります。
このような価値観の強制、縛りをしてはいけません。
学校の教育でも、わが子が卒業したら終わりではなく、もっと地域の大人が関心を持って子どもたちや教育のしかたに関わっていくこと、自分たちで「学びの場」を作っていくことも必要だと思います。
「学びの場」も全国各地でいろいろなスタイルの場が作られていることはとてもい状況だと思います。
ちょうど今受験シーズン真っ只中ですが、選んだ学校によって人生が決まるのではありません。
学校選びや進学するかどうかは選択肢のひとつにすぎません。
それが、「学歴で人の価値が決まるのは間違い」だということです。
何をやりたいのか、何を学びたいのかを決めるのは本人です。
「自分でどう生きたいのか」が大事なことで、そのために資格や専門性の取得に必要なら進学するのもひとつの手です。
「なりたい自分になる」ために大学や大学院に進む必要があるのならその道に行けばいいです。
親や教員など大人の価値観を押し付けないこと、自分自身が主体的に行動すること、主体的に行動している人たちとつながること、それらを子どもたちに示していくことが大人のできる「環境作り」なのだと思います。
学歴主義の価値観は、今の教育に通用しない
余白のデザインと好きなことが創造性を生む
http://toyokeizai.net/articles/-/100213
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子どもたちに親や教員など大人の価値観を押し付けるなよ!
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執筆者:azbooks