暮らし

コロナ自粛は「籠るため」ではなく、「社会をより良いものにしていくため」の準備期間、待機の時間

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政府は4月16日夜、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言の区域を、全都道府県に拡大することを正式に決めました。これは「特にゴールデンウィークにおける人の移動を最小化する」ために全都道府県を緊急事態措置の対象としたこのです。
すべての都道府県において、不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたいで人が移動することを絶対に避ける。すべての国民が自粛することが求められます。
政府、7都府県からの流入阻止 全国に緊急事態宣言、安倍首相押し切る
全国一斉の緊急事態宣言は「共に生きる」ことが目的です。
休校も休業も「共に生きる」ためです。
自宅に籠っていたら学べないのか?
自宅に籠っていたら何もできないのか?
そうではありません。
すでに、「例年と違う」「前例がなかった」新しい動きが始まっています。
現在、医療、教育、福祉などの現場でみんなの健康と命を守るために奮闘している方々には本当に感謝しています。
鳥取県では新学期は始まりましたが、今学校現場は非常に混乱しています。学校で「3密」を回避することは不可能です。
子どもの感染者が出ていない今だからこそ休校にすべきです。子どもだけではありません。このままだと教職員が過労で倒れてしまいます。
5月6日までというのはとりあえずの目安であり、それ以降も収束は難しく長期戦になると思いますが、みんなが行動自粛すれば流行はとりあえず当面は収まります。
命よりも大切なものはありません。移動自粛徹底のためには休校も休業もやむ得ないと思います。行動を制限するには「積極的に休む」ことが重要です。
コロナは人も場所も選びません。そういう意味では「うちで過ごす」ための全国一斉の緊急事態宣言には大賛成です。
緊急事態宣言は確実に行動の抑止につながります。そうしなければなりません。
私たちが今できることは、自宅で過ごすこと「#うちで過ごそう」にも書きましたが、最も重要なことは「命を守る」ことです。
重症化した患者の命を救うことです。
生きてさえいれば、後のことは何度でもやり直すことができますが、失った命は元に戻すことはできません!
だから、命を守ることが再優先であり、そのほかのことは後回しにしてもいいです。
一定期間うちで過ごすことができればコロナを収束することができるのです。本当にシンプルな対策です。
新学習指導要領の実施が始まったこの年にコロナウイルスが学校教育のスタイルまでも変えようとしています。
この4月は「例年通り」ではない「前例」のない新年度のスタートになりましたが、まさかウイルスが学校改革のきっかけになるとは思っていませんでした。
今年は学びの改革元年になります。学びのスタイルの自由化が広がっていく、それを加速、拡大させていくことになるのは確実です。
学校教育も社会的にも本当に必要なものだけが残ると思います。これからもっとウイルスによって精選されていくと思います。
オンライン授業を求める声も多いですが、今ある環境でやっていくしかないです。
また、学校の勉強だけが学力ではないし、今こそ生きる力を学ぶときだと思います。
私は、自粛は「籠るため」ではなく、「社会をより良いものにしていくため」の準備期間、待機の時間だと考えたらいいです。自粛は制限されるのではなく、うちで自由な時間を持てると考えたらいいです。これまで気づかなかったことを発見できるし、これまでに思いつかなかったスゴいアイデアも出てくるかもしれません。中小企業でも店舗営業でも流通事業などでもすでに多くの人たちはそこに向かって動き始めています。「例年と違う」「前例がない」からこそ新しいトライアルができます。
そして、決して精神論ではコロナを収束させることはできませんが、みんなが「思いやり」の大切さを再確認できるときだと思います。
「うちで過ごす」だけで社会をよくしていくことができるのです。難しことではありません。
やろうと思えばできることですが、命を守るため社会のためにどうしてもうちで過ごすことができない人たちもいます。その人たちのためにもうちで過ごすことが重要なんです。
そうプラスに考えたらいいです。

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