「想像以上の雪」?
「想定外」?
「自然災害だから仕方がない」?
はあ~~??
県道路企画課「とにかく降り方が激しかった」、倉吉市建設課「市も業者も精いっぱい対応しているのだが…」というが、鳥取県以上に多くの積雪があった兵庫県では、今回も大きな混乱はなかったという。
県道路企画課の山内政己課長は「除雪機械の確保や技術者の確保、育成も課題の一つ。今回、除雪体制が不十分だったと言われても仕方ない。反省点を今後に生かしたい」というが、大雪に見舞われたのは今回が初めてではない。
どれもこれも「言い訳」にしか聞こえない。
今までの反省がまったくできていない、教訓が全く生かされていないといってもいい。
今回改めて浮き彫りになった多くの課題を解決するために、人命第一で早急に取り組んでもらいたい。
そして、個人でできる「備え」も十分ではなかったという反省をし、各家庭での雪に対する対策もしっかり講じておく必要がある。
これは自然災害ではなく、人的災害であった
今回の「交通障害」は防ごうという備えがあれば防ぐことができました。
これは自然災害ではなく、人的災害であったという反省から始めるべきです。
今回の大雪も「想定外」とか「教訓が生かされなかった」という「言い訳」がされている。
「備え」というのは、思いではなく、具体的な行動やシステム作りでなければならない。
「まさかこんなに降るなんて!」という考えは備えにはならない。
「もしかしたら降るかもしれない」という思いを持ち、ではそのときにどう動くのかを地域全体の共通理解で準備しておく必要がある。
「自然災害だから仕方がない」といって「耐える」のが備えではない!
「想定外」もありうるのだという考えに立ち、そのために何をする必要があるのか準備しておくことだ。
例えば・・・
雪が降れば交通網がマヒするのは「想定内」である。
安易に車で出かけると渋滞や立ち往生することも「想定内」だ。
物資の輸送にも時間がかかるのも「想定内」だ。
では、それを回避するには、どうするのか?
交通網でいえば、必要のないことはしない、動かない。緊急用の車の道を確保すること。
高齢者や障害者、病気や体の弱い人が何かあったらすぐに動ける体制を整えておくこと。それが安心につながる。
物資の備蓄も何年も前から言われているが、十分に確保できているとはいえない。
雪が降れば緊急の場合を除いて休校や出勤不要などで自宅待機。
チェーンを巻いていない車の自動車道への立ち入りを禁止する。
これらを地域全体、県全体で確認し約束しておくこと。
さらに、何が優先されるのか考えられることすべてのシミュレーションを行って、実際に訓練を重ねること。
しかし、ここで出てくるのが「予算がない」「人手が足りていない」という言い訳だ。
なにを優先して予算を確保するのかということを考えれば、予算も人材確保もできる。
それが行政担当者の最大の役割であり、仕事であるはずだ。
このような「備え」がなされない状態ではありましたが、近所で声をかけあったり雪かきをしたり、動かなくなった車をみんなで脱出させたりと、自助、共助はできたと思う。
智頭町の立ち往生では地域の方々が率先して食料や避難所の提供をされている。
これは、「備え」のひとつとして、公的な対策として事前に準備できることである。
事が起こってから考えるのではなく、事が起きる前に「あらゆる場面」を想定してすべてに対応できる準備と具体的な行動対策を講じておくことが「備え」である。
自動車道を通行止めにしたから、車が国道に集中したために渋滞や立ち往生が発生している。
「寒波・大雪」の警報が出ていたにも関わらず、スタッドレスタイヤもチェーンも装着せず峠越えする車は、入口で強制的に停止させること!
鳥取道、米子道、山陰道の片道2車線の早期実現!
普段でも危険と言われている片道1車線の自動車道の早急な改善が必要。早急に予算化を求めます!
そして、緊急時以外の車の使用はしないこと。
車が動かないのであれば、仕事も学校も休むか、在宅でできることだけをやる。
「雪には十分注意しておいでください」というイベント告知も「雪のため中止します」の連絡だけすればいい。
人命の安全が第一であるという認識がもっともっと必要である。
それは、思いではなく、具体的な行動として県民が共通理解し実行することだ。
何台の車を脱出したことか。
みんな、危機意識が低すぎる。
10月の地震のときもそうでしたが、困ったときはお互い様の気持ちで近所で助け合えるのは嬉しいですね。
さらに、備えがあるといいと思います。