教育

学校再開しても…しんどい、学校行きたくない行きたくない

投稿日:

「学校再開しても…しんどい」
「学校行きたくない行きたくない」
「学校始まったらって考えるだけでも恐怖」
「教室に居たくない、想像しただけでも恐怖」
こんな子がたくさんいます。
そこで、「学校ではいつも以上に子どもの様子に目配りを」といわれています。
しかし、「不登校」の子どもにとっては「学校みたいな場じゃない」ことが大切なのです。
学校みたいな空間がイヤな子がたくさんいるのです。
それを理解することが大前提でなければいけません。
文科省は「学校へ戻すことだけがゴールではない」という方針を出しています。
そもそも「学校に行くこと」が義務教育ではありません。


「不登校」は問題行動ではない、学校復帰を前提にする必要はない
文科省が「学校復帰前提策」を廃止!全小中学校へ向けて通知
「不登校」児童生徒への対応について新学習指導要領ではどのように扱われているか
学校再開しても…しんどい子の負担感「目配りして」

学校教育の負の面がさらに表面化している

この度の休校によって、学校教育の負の面がさらに表面化したように思います。
学校再開後の方が休校前よりも息苦しくなっています。
勉強は好き、勉強はしたいけど、学校教育制度に合わない子は多いです。
授業時間数の確保を、入試をどうする、学力はどうなる・・・
大人は必死になってあれやこれや「やらせようやらせよう」としています。
しかし、子どもたちが望んでいるのはそこでしょうか?
一日中決められたカリキュラムでやらされることが増え、制限ガチガチの中で過ごすなんで無理でしょ。
マスクをしなくても、それだけで窒息死してしまう。
さらに、楽しみにしている夏休みまで奪われる。
今回もまた、「子ども無視」の対応ばかりが行われています。
いつまで過干渉を続けるつもりなのでしょうか。
学校が子どもに適応できていない。
だからこそそれを見直していくべきなのですが、今学校でやっていることは、一方的な勉強の詰め込みと規制強化、監視強化です。
今まさに、子どもを学校に合わせることを進めていますが、その結果はもう見えています。ますます学校に抵抗のある子どもが増えていきます。
こんな今だからこそ、空間的密以上に時間的密を作らないことが大事だと思います。
「不登校対策」には「学校、教員の方が子どもに合わせる」ことが必要
今必要なことは、学校に行かせることではなく、子どもたちが自由に学べる選択肢を増やすことです。
自分の学びたいことを学びたいところで学べるようにすることです。
すでに今でも、学校には行かないで、自分で学びの場を選んで学んでいる子どもたちがいます。
だから、学校を一斉一律な形に改革するのではなく、学びの自由化を促進して、多様な学びの場を増やしていくのがいいと考えています。
いつ、どこで、何を学ぼうと、それは「本人にとっての学び」なのです。
自ら学び考える力を育てるためにも「学びの自由化改革」が必要です

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

ノーベル賞をもらったからすごいんじゃない

ノーベル賞をもらったからすごいんじゃなくて、その「結果」が「成果」になるまでやり続けたことが立派なんですよ。 みんなを笑顔にする素晴らしい社会貢献ですよね。 分かるまで調べる できるまで聞く 他人に伝 …

「学校に行けないなら行かなくていいよ」の一言が言えたら子どもは変わる

予約していた本『「不登校」は天才の卵』が届き、早速読みました。 著者の阿部伸一さんは、『行かせるよりも、生きさせる』をモットーにして、20代後半より不登校生・保護者の相談や学習・進路指導をしながら各地 …

「インクルーシブ教育」とはすべての子どもに必要な教育環境です

「インクルーシブ教育」とは「障害のある子ども」のためだけに行うのではありません。 すべての子どもに対して一人一人のニーズにあった適切な教育的支援を「通常の学級」で行う教育のことです。 障害のある子が困 …

新田サドベリースクールの子どもたちが智頭町議会を傍聴

智頭町議会の一般質問にて新田サドベリースクールについての議題があり、そこに行っている子どもたちが議会の傍聴に行きました。 「町民による選挙で選ばれた町議さんが、教育長にどのような質問をするのか。」 「 …

通常学級で特に気をつけたい特別支援教育のポイント

通常学級での特別支援教育ですが、研修はしても実際の対応でおろそかになることもあります。 これらは日々の実績の中で常にチェックしておきたいことです。 「わかった」で終わるのではなく、チェックリストにして …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料