暮らし

立場や肩書き、名誉、お金などは、本来の自己には何の役にもたたない 良寛の生き方

投稿日:2016年9月13日 更新日:

人の心は皆それぞれ違うものだ
顔の相には違いがあるように
ところが誰もが同じものだと見なしてしまう
どこでもお互いに相手の是非を決めつける
自分に似ていれば、相手の非をも是とする
自分と違うところは、相手の是も非とする
是はすべておのれの是とするところで決まる
非はすべておのれの非とするところで決まる
是非のよりどこは、始めから自分にあるのだ
しかし、ことわりというものは、もちろんそんなものではない
棹でもって、海の底まで突こうとするようなものだ
ただ、がっくりと疲れ果てるだけだ

人は個人として個性がありそれが尊重されることにより、その人の存在がある。
ところが、自分の考えが正しいと信じ込んで、善意でそれを押し通そうとしている。
このいやな雰囲気に歯止めをかけよないと、ますます世の中が息苦しくなるであろう。

(良寛)
日本人は生まれてから死ぬまで、あたかもたった一本のレールを走り続けることを決められ、学校でも職場でも厳しい競争、経済至上主義の風潮の中で、そこから離脱することを怯えているかのような生き方をしているような気がします。
止まったり振り返ったり、自己を見つめることを許されないと自分を追い込み、世間に流されて生きること戦いを勝ち抜くことだけに価値を与えている日本社会。
身も心も何かに追われ、自分自身を見失いがちな現代。
そんな社会でさえ、笑い飛ばして生きてきた良寛。
良寛は、越後出雲崎に町名主の後継ぎとして育てられましたが、見習いとして始めた仕事は失敗の繰り返しで大きな「挫折」を経験。でも良寛はそれを「挫折」だとは意味づけていません。体験のひとつだという捉え方です。
その後良寛は家出し、厳しい修行を経て僧侶の資格も得ますが住職にはならず、生涯托鉢行脚の乞食僧として過ごしました。
良寛はどんな組織にも所属せず、今の社会でいえばホームレス状態でしたが、お説教はしないし仏教書を書くわけでもなく、ただただ淡々となすべきことをなして「徳の力」を示しました。
「立場や肩書き、名誉、お金などは、本来の自己には何の役にもたたないのだ。」
「自己を認めた時、何ものにも惑わされない「自由な生き方」も自ずと見えてくる。」
と、肩書や立場を嫌い、どこにも所属しないで「個」として自由に生き抜きました。
なんというカッコいい生き方でしょう。こんな生き方をしていきたいものです。


スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:

関連記事

ぼくたちは学校で1日中マスクしてるのに、なんでテレビの人たちはマスクしないで大きな声でしゃべってんの?

7才の子から「ぼくたちは学校で1日中マスクしてるのに、なんでテレビの人たちはマスクしないで大きな声でしゃべってんの?」って聞かれました。 あなたならどう答えますか。 学校のセンセの答え 「そんなこと疑 …

災害の避難場所がいつまで経っても「体育館生活」であり続けるのか?

「避難所で我慢を強いられるくらいなら自宅にいた方がいい」 災害で避難所生活を送ることを不安に思って自宅に留まる人が少なくないようです。 もし自分が体育館に避難したら一日ももたないと思う。 自分が体験し …

2016年は自分の夢や理想に近づくために「超変革」の一年にしたい!

今年は、「社会的不適合者」の二人の生き方に学び、自ら実践していく一年にしたいと決めました。 家を飛び出し、長州藩を脱藩、放浪の後投獄、処刑、草莽崛起、立志尚特異の松陰、名主である実家を逃げ出し、修業し …

「人権学習」という枠の中で「何を言ってもいい」という矛盾

昨晩はある人権学習会に参加して来ました。そのほとんど(主催者も含めて全員がといってもいいかも)が動員で集められた参加者の会です。 その時間はほとんどが講師の話で、「これについてあなたはどう思いますか? …

「障害のある人も同じ一人の人なんだよ」っていう心のバリアフリーを進めよう

4月には「障害者差別解消法」が施行されます。 この障害者差別解消法によって、障害特性の理解が広がり、「障害」によって障害者とされている人もそうでない人も「ちょっとした違いがあるだけで同じ一人の人間なん …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料