社会問題

福井県池田中学校2年の男子生徒は自殺ではなく学校による殺人事件です

投稿日:2017年10月16日 更新日:

自殺した生徒はこうした指導などについての不満を家族に相談。家族から事情を訴えられた担任は、対応を約束したが、適切な対応を取らず、副担任と叱責を繰り返したという。
こんなことが学校現場で日常化している。
学校教育の目的って何だか知ってますか?
適切な対応の仕方を知らない教員や教育委員会に大切な子どもを預けられますか?
「いじめはなかった」というけど、これが教員からのいじめですよ。
この学校には教員からのいじめが日常化しているのに教育委員会も含めて不適切な対応をしていたということです。
これまでも何度も何度も繰り返される子どもの自殺、その多くは学校が要因になっています。
今は学校は安全な場所ではなくなっています。
管理職や立場の上の者から教員へのパワハラ、教員から児童生徒への不適切な指導を「いじめ」といいます。
「いじめ」とは、いじめられた側が身体的、精神的な苦痛を感じている行為です。第三者機関を作るまでもなく、被害者が苦痛を感じたら「いじめ」なんです。
親の願いや子どもの思いが届かない。
学校に話しても何もしてくれない。
それどころか、子どもや親の育て方の問題といい、家庭の責任にしてしまう学校もあります。
これは特別な事件ではなく、身近なところで起きている事実です。
事実を事実として受け取ることができない教育現場を誰が信用するでしょうか?
子どもから自己表現の自由を奪い、生きる自信や主体性を失わせる大変危険な場所になっています。
さらに、教員はどう指導したらいいのか分からない。
子どもたちはその犠牲者です。
これも自殺ではなく、学校による殺人事件です。
これはいじめというより、殺人です。
学校と教育委員会に刑事責任を問うべきです。

福井県池田町教委は15日、町立池田中学校で2年の男子生徒(当時14)が今年3月に自殺したと発表した。担任と副担任から厳しい指導や叱責(しっせき)を繰り返され、精神的なストレスが高まったことが大きな要因だと結論づけた。内藤徳博教育長は「大変深く反省している。学校の対応に問題があった」と謝罪した。

中2が自殺、「教師の指導や叱責でストレス」 福井

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

子どもの自殺の背景すべてに学校信仰と学校絶対主義がある

子どもたちが自ら命を絶つ悲劇は一向に減る傾向にはない。 2016年の小中高生の自殺の原因は「学業不振」など学校問題が36・3%、「親子関係の不和」など家庭問題が23・4%、「うつ病」など健康問題が19 …

18歳のビッグバン―見えない障害を抱えて生きるということを読んで

小林さんは本の中で「見えない障害」という表現を使っていますが、健常者と障害者を分けて考えることが障害なんだと思います。 社会的な障壁こそが障害なのです。 2016年4月に施行される「障害者差別解消法」 …

障害者施設の「虐待」を告発した職員が賠償請求された

自治体に通報した職員が逆に損害賠償請求されるなんて! 障害者の就労支援施設で虐待があれば仕事がなくなるのは当然のことでしょう。 これも、氷山の一角だと思います。 このような損害賠償請求が増えれば、通報 …

小保方晴子さんの「あの日」の主張を支持します

小保方晴子さんの「あの日」を読みました。 STAP細胞の有無についても様々な意見がありますし、何が真実なのか分かりませんが、私は彼女の主張を支持します。 どんな対応をしたとしても、勝手なことをいう人は …

精神疾患 うつ病など休職教員5045人 増えるのは当たり前

これもまた、生き残り競争に勝った者の論理です。 自己責任ではなく、社会や組織、制度に欠陥がありながら放置しているのですから、増えるのは当たり前です。 未来を創る子どもたちの教育に直接関わる教員の実態が …

スポンサーリンク

スポンサーリンク