社会問題

ワンステップスクール伊藤学校の「暴力的支援」は許せない

投稿日:

「暴力的支援」には断固として反対です。
ひきこもり当事者本人が「一歩を踏み出したい」という意志があるかが最も重要です。
他者がその意志を押し付けるのは、「強制」という暴力です。
本人に一歩出る気がないのに、あれこれ仕掛けるのは迷惑なだけです。人権侵害です。
当事者と支援者と親との関係性にもよりますが、自立へつなげる方法はたくさんあります。
本人に寄り添い、時間を掛けてもつれた糸をほぐし丁寧に対話の回路を開いていくことは可能です。
ひきこもりから脱出する手法を教えるのではなく、寄り添う、いっしょに考え悩む、見守る、動こうとするまで待つことが大切です。
その間に親や支援者はいろいろな道を用意しておき、本人が「踏み出したい」と思ったときにどの道を選ぶのか自己決定することが最も重要なことです。
そして、そのときの本人の意志と状況を丁寧に確認しながらサポートの方法を探っていきます。
強引に引っ張るのではなく、親や支援者は祈りや願いの気持ちも精神的な支えにもなります。
ワンステップスクール伊藤学校の関係者のみなさまへ
TVタックル『ひきこもり特集』のヤンキー業者礼賛等で斎藤環氏を中心に批判殺到中
斎藤環さんの考えに同感です。
「”ひきこもり”をめぐるメディア報道に異議あり~本当に必要なひきこもり支援とは?」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

いじめは学校や教委や第三者委員会が「認定」するのではない!

「いじめがあったら、再発防止に努めるという謝罪会見をすること」 これが、いじめ対策だと勘違いしているのではないか! 身近な学校でも酷いいじめが発生していますが、学校も教委も本気で取り組もうとしていない …

軽減税率とトマ・ピケティの「21世紀の資本」

政府は「めんどくさい」を理由に軽減税率の導入でもめています。 もともと、税率を上げて庶民からとれるだけ搾り取ろうという連中が考えていることなので、多分本気で導入しようという考えはないと思います。 弱い …

ひきこもりに対して想像力が働かない人、無関心という困難に挑む

2018年5月19日に「NPO法人Node」の設立記念イベントが開催されました。誰もが孤立せず、安心して生きられる社会を目指すため、ひきこもりなどの当事者活動をしてきた人たちが集まって設立したNPOで …

斎藤環さんが「ひきこもり」について書いている連載記事をまとめました

2018年3月の不登校・ひきこもりに関するイベント情報にも書きましたが、3月5日(月)に鳥取大学であった斎藤環さんの「ひきこもりと対話」という講演会に行ってきました。 講演の内容は詳しく書くことができ …

北栄町であった笹森理恵さんの発達支援講演会に行きました

昨日は、北栄町であった発達支援講演会に行ってきました。 その冒頭でシャープを創設した早川徳次さんの言葉が紹介されました。 「障がい者には適材適所さえ配慮すれば決して普通の人の能力と変わりがないのである …

スポンサーリンク

スポンサーリンク