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第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい(イチロー)

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イチローの言葉、自分がやりたいからやる。自分が行きたいから行く。自分が納得した生き方をしたい。
誰からも命令されることなく、自分の道を自分で作って歩んでいきたい。

「自分のしたことに人が評価を下す、それは自由ですけれども、それによって、自分が惑わされたくないのです。
第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい。
決して、人が求める理想を求めません。人が笑ってほしいときに笑いません。自分が笑いたいから笑います。
自分を殺して相手に合わせることは僕の性に合わない。まして上からいろいろ言われて納得せずにやるなんて、ナンセンスだと思います。」

強いチームというのは、個人があってチームがあると思うんです。個々が持っている力を発揮して、役割をはたして、それが結果としてチームとしての力となる。でも、弱いチームは、個々が持っている力を発揮されない。だから勝てない。
団体競技なんですけど、個人競技というところですかね。これが野球の面白いところだと思います。チームが勝てばそれでいいかというと、全然そんなことはないですよね。個人として結果を残さないと、生きていくことはできないですよね。

かがやいている人は、だれにも、対等なんじゃないですか。上とか下とかっていう価値観すらない。

僕は自分がメジャーでやりたくて行っただけですから、結果的にどうなろうとも自分のためにやっただけなんです。あとから「日本野球界のためになった」とか、先駆者だとか、そうやっていい意味に捉えられても戸惑います。僕が先駆者だなんて、ちゃんちゃらおかしいいですよ。

後悔などあろうはずがありません

日本とアメリカで数々の記録を残してきたイチロー選手(45)が、2019年3月21日、現役選手からの引退を表明しました。アスレチックスとの試合後、東京ドームホテルで記者会見が行われました。

今日のあの、球場での出来事…あんなもの見せられたら…後悔などあろうはずがありません。
もちろんもっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと、人よりも頑張ったということは全く言えないけど、自分なりに頑張ってきたということははっきりと言えるので。
これを重ねてきて…まぁ、重ねることでしか後悔を生まない、ということはできないのではないかと思います。

「後悔などあろうはずがない」 イチロー選手が現役引退の会見で語ったこと【一問一答①】

生き方という風に考えれば…先ほどもお話ししましたけれど、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。
自分に限界を生みながら、ちょっとそれを超えていく。そうするといつの間にかこんな自分になっていくんだ、となっていく。少しずつの積み重ねが…。それでしか、自分自身を超えていけないのではないかと思います。
一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎてそれは続けられないと、僕は考えているので。地道に進むしかない。進むだけではないですね、後退をしながら。ある時は後退しかしない時もあると思うので。
でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。それが正解とは限らない。間違ったことを続けてしまう場合もあるんですけど、そうやって遠回りしないと本当の自分に出会えないので。

「遠回りしないと本当の自分に出会えない」イチロー引退会見【一問一答②】

僕、我慢できない人なんですよ。我慢が苦手で、楽なこと楽なことを重ねている感じなんですね。自分がやりたいことを重ねている感じなので、とにかく体を動かしたくてしょうがないので。体を動かしたくて我慢をするということはたくさんありました。それ以外は自分にとってなるべくストレスがないように行動してきたつもりなので。

「厳しさが、野球の魅力」イチロー引退会見【一問一答③】

成功すると思うからやってみたい。それができないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむだろうなという風に思います。
やりたいならやってみればいい。やりたいと思うなら挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんですよね。それで勝ち取ったところで達成感があるかというとそれは微妙だと僕は思うので。基本的にやりたいと思ったことをやるのがいいと思っています。

「孤独で苦しんだ体験が未来の自分の支えになる」イチロー引退会見【一問一答④】

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