「発達障害が今、問題になっているのは、絶対的な人数が増えているというより、社会の変化によって、昔からあった「事象」が、新しい「問題」として顕在化している」
その「問題である」社会の最も大きい問題な環境が学校であり学校システムだといえる。
つまり、誰もが持っている「個の特性」なのに管理的な学校社会というシステムがそれを「障害」というマイナスな概念として作り出しているということ。
そして、学校が個に対応していない、できてないために排除の対象たなっていることが問題なんだ。
「個の特性」はプラスでもマイナスでもない。そこにただ「その子」がいるだけなんだ。
だからそのままでいい。治す必要なんかない。
発達障害は病気ではなく「脳の個性」 治すべきものではない
昭和大学医学部精神医学講座主任教授・岩波明氏に聞く(前編)
発達障害で最多のADHD、診断されて「ほっとする」のはなぜ?
昭和大学医学部精神医学講座主任教授・岩波明氏に聞く(中編)