教育

自殺直前、教諭への不信つづる 札幌の高1生遺族、北海道教委を提訴

投稿日:

子どもがいじめで自殺したことがどれだけ深刻な問題なのか分かっていませんね。
自殺後3年以上経過して提訴するまでには遺族と教委との間でさまざまなできごとがあったはずです。
それでは納得がいかなかったため提訴にまで至ったと考えられます。
学校も教委も保護者からの要求だけでは何もしないで、いじめがなかったかのような処理をするケースが多いのは残念でなりません。
これまでも多くの遺族の方が声を出して訴えているのですが、警察や弁護士などの介入や周りの支援がない場合は、被害者がさらに酷い状況に追い込まれてしまいます。
このような教員を採用したのは北海道教委です。
道教委の指導ができていなかったことにも問題がありますが、県教委は命令を下すだけ、ことが起こったら現場の教員に責任を押し付ける、責任放棄をしていることが大問題です。
どうしてそんな対応しかできないのか?
彼らの考え方は、全く理解できません!
このような事件の背景としては、学校の「治外法権」がまかり通っていて、縦の組織で「密室」で行われていること、教育行政側の保身と隠蔽体質、さらには「いじめられる側にも問題がある」などというどんでもない理由などなど、数え上げればキリがありません。
このような教育行政のありかたに大きな問題があるのですから、そこにメスを入れて行かない限り、同様な事件は続いていきます。
大きなことはできませんが、目の前の困っている人を助けることができるのは、そこにいるあなた自身、私自身なのです。
「自殺直前、教諭への不信つづる 札幌の高1生遺族、道を提訴へ」
http://blogos.com/outline/155503/
小森さんは一人娘の香澄さん(15歳)がいじめを苦に自殺したことをきっかけに、いじめに関する講演会や教員向け研修を全国で行っておられます。
「いじめ防止対策推進法」は制定されましたが、現場での取り組みには全く切実感が感じられません。
教育委員会や教職員の「いじめは他人事」「いいじめはどこでも起こりうる」という認識を変えていく必要があります。
小森美登里:教育新聞 2016年1月14日『いじめから子どもの命を救う 1』

小森美登里:教育新聞 2016年1月14日『いじめから子どもの命を救う 1』

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

誰もが世界でただ一つのかけがえのない人間、皆同じようにするからおかしなことになる

まったく同感です。 「不登校」も「発達障害」も大人の都合で造り上げられたわけで、なんの問題もありません。 そもそもそんな概念を造り出したことが大きな問題なんです。 10人いたら10人とも違う、100人 …

日本ってこれが道徳の教科書になるなんて!教科化には反対します

学校での道徳の授業スタイルも進め方もいろいろな形があっていいとは思います。 授業の仕方によっては意味のある学習もできます。 しかし、国がその内容や価値観を定めたり、価値観の押しつけや担任による狭い評価 …

不登校の子一人ひとりが大きく成長し日本各地で活躍中

昨日は、鳥取らくだ会(KHJ親の会鳥取支部)の定例会に参加しました。 鳥取らくだ会とはおもにひきこもりについて学び、ひきこもり当事者、家族、関心ある市民との交流の場として、昨年9月にスタートした会です …

これからの社会に望まれる合理的配慮

ある子に他の子とちがうことをすると、日本の学校では「ずるい」という声があがります。 日本の学校では、一人に違うことをしようとすると、「えこひいき」と言われます。 アメリカの小学校でのインクルーシブ教育 …

個を犠牲にしてまで集団を維持するのは間違っている

「みんなと同じ」「みんなができる」ことほど気持ち悪いことはありません。 しかし、多くの人は「みんなと同じ」平均的な日本人でありたいと思っています。 そんなにみんなと同じになりたいのでしょうか? 優先す …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料