教育

8月29日(水)NHK『いろドリ』で不登校体験者と保護者のインタビューを放送

投稿日:

NHKの夕方のニュースの中で、8月19日に琴浦町で行った「不登校は不幸じゃない」の様子、不登校体験者と保護者のインタビューが放送されました。
放送では「無理して学校に行かなくてもいい」というメッセージを伝えました。
彼女は「学校に行かなくてよかった。死ななくてよかった。」と話しています。
そんな彼女の今があるのは「彼女にとっての居場所」があったからです。しかし、「学校に行かなくていい」と言われても、どこにも居場所がない子どもたちがたくさんいます。
学校に行かないでもいいけど、他に行くところがありません。
どこにどんなところがあるのかもわかりません。 学校からはそんな情報は教えてもらえないので自分で探すしかありません。
そもそも居場所がありません。
これが大きな課題です。
そんな子どもたちは「助けて」すら誰にも言えないで独りで耐えています。毎日毎日、一日が終わることだけを待っています。明日も同じ一日をただ繰り返しているのです。
「学校に行かなくていい。生きているだけでいい。」というだけでは無責任です。
今辛い思いをしている子どもたちに対して「命を大事にしよう」「がんばらなくてもいいから生きて」「死ぬな」ということだけでは無責任です!!
「学校の他にもこんなところがあるよ」って教える必要があります。学校以外の安心して過ごせる居場所が必要です。
それをしていくのは私たち大人の責任です。保護者には子どもに「普通教育」を受けさせる義務があります。国や自治体はすべての子どもが「普通教育」を受けられる場を作る責務があります。しかし、現実としてそのような居場所はありません。私たちは大人の責任を果たしていません。

鳥取県民のつどいに協力していただける方を募集中です

鳥取県民のつどいでは「子どもの居場所」「普通教育の保障」についても語り合います。参加者が本気、本音で語り合います。
学校に行っている子も行っていない子も、すべての子どもたちが幸せに自分らしく生きていくことができるように。
現在、鳥取県民のつどいに協力していただける方を募集しています。
写真は実行委員会のミーティングの様子です。
詳しくはこちらをご覧ください。

Aさん、不登校イベントでの体験発表とNHKの取材を受けてくれて本当にありがとう。
素敵な友だちと親の会で出会えたことがきっかけとなり、「私も自分の思いを伝えたい!」という人たちが増えていることが本当にうれしいです。
12月には、再びAさんたちが不登校体験を発表したり、いろいろな立場の人たちと意見交換をする「子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどい」を開催します。
すべての子どもたちが自分らしく生きていくために、「学校に行くのが辛かったら、無理して行かなくてもいい」「不登校は問題行動ではない」というメッセージを伝えていきます。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

子どもの自殺は学校での教育指導に大きな要因がある

いじめが原因の子どもの自殺が増えていますが、「指導死」という教員の行き過ぎた指導による生徒の自殺も増えています。 このような痛ましいことが後を絶たないのは、学校での教育指導に大きな要因があることを知っ …

鳥取ひここもりの親の会「らくだ会」の9月定例会に参加しました

今日は、鳥取らくだ会の定例会でした。 現在子どもさんがひきこもり中の保護者の方から現状を聞きながら、ケーススタディ(事例研究)形式で、みなさんで語り合いました。 具体的な事例を通じて、参加者の思いや今 …

「不登校児童生徒への支援に関する最終報告(案)」って本質の理解ができていない

文科省の出した「不登校児童生徒への支援に関する最終報告(案)」で「担任が一人で抱えるよりも、SCやSSWなどの専門家や、養護教諭などの協力も得て、チーム学校として対応するのが重要」って、いまさらいわな …

教員対象の授業研究会まで「やらされ感満載」の授業。「見せるため」の授業。まるで「研究会ごっこ」

ボクが教員を辞めた理由のひとつが「やらされ感満載」だった。 「やらされ感満載」なのは運動会だけじゃない。 入学式から始まり、学習発表会、参観日、遠足、文化祭、卒業式、授業、学校行事すべてが「やらせ」。 …

4月の鳥取県内各地の不登校の親の会のご案内

新生活が始まる季節、明日から学校が始まるところが多いと思います。 子どもたちは学校からのプレッシャーや親の期待を感じてざわざわした気持ちだと思います。 今月も鳥取県内各地で不登校の親の会が行われます。 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク