社会問題

過熱する「夏休み前後の子どもの自殺」についてのメディア報道のもやもや感

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山下さんのこの記事、とても重要な視点です。
私も山下さんと同じような「もやもや感」を感じています。
年々過熱する「夏休み前後の子どもの自殺」についてのメディア報道。
しかし、時が過ぎるとブームのごとく忘れ去られていく。
個の想いの一部を切り取った内容がそのすべてではありません。
私たちはそれを知った上で報道内容を受け取る必要があります。十分注意する必要があります。報道では見えない部分の方が圧倒的に多いのです。
個の想いも状況も日々変わっていきます。
だからこそ、そのときそのときに応じた個に寄り添った息の長い取り組みが大切です。
「広く伝わったものは、忘れられやすくもある。なぜなら、多くの人は自分ごとではない問題に、そもそもそんなに深い関心は持っていないのだから。」

広さは、いわば手段としては、ときに必要なものだろう。しかし、まちがっても広さ自体に価値があるかのように勘ちがいをしてはいけないと思う。たとえば、人に関わる活動をしている人で、数を誇示する人を散見する。これまで◎人の子どもたちと関わっただとか何だとか……。しかし、多くの人と関わるほど、ひとりの人との関わりは浅くなってしまう。それに、その関わった相手の側からして、自分の行動がよかったかどうかなんて、わからないことだ。にもかかわらず、数を誇ることができるのは、どこか感度が鈍いからだと言いたくなる。善意の傲慢さのようなものが、そこにはある。あるいは、有名であることに価値があるというような、権威主義がある。だから、数を誇示する人を私は信頼できない。
うがった見方にすぎるかもしれないけれども、マイノリティの問題がマスメディアに取り上げられ、広く伝わるとき、こうしたもやもやは、かならず溜まっていくように思う。
そして、広く伝わったものは、忘れられやすくもある。なぜなら、多くの人は自分ごとではない問題に、そもそもそんなに深い関心は持っていないのだから。でも、もやもやは残り続ける。深い関心を抱く人たちのあいだに。広く伝えることは、ときに必要だけれども、そこに溜まるもやもやこそを大事にしなければならないと、私は思う。

blog 迷子のままに「あさい・ふかい・ひろい・せまい」

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