今月もピカたまの会に参加させていただき、ほんとうに勉強になりました。
このメッセージも素晴らしいです。
・「今、この時期に集団で行動することを覚えさせないと、将来息子さんが困ります!」って??
・なぜ先生の中では息子は大人になっても集団で行動する環境に身を置いていること前提なのでしょうか。
・大人になってまで自分に合わない環境で、自分に鞭を打ちながら生きていかなくても、息子が自分らしく輝ける場所は必ず他にあります。もしなければ自分で作ればいいだけ
・必要なのは、集団の一員となりみんなと同じことをする努力よりも、みんなと同じことをできない自分を、劣っていると感じさせない環境作り
まったくその通りです。
発達障害の特性を理解するとは?
個々の特性に応じた適切な対応とは?
多くの方に読んでもらいたいです。
今年最後のピカたまの会が開催されました
20日日曜日、今年最後のピカたまの会が開催されました(^^)
都合がつく限りいつも参加してくれる人や、2回目3回目の参加の方、初めての方
参加者様もどんどん増えてきて嬉しく思います(^^)
会で話題にあがった
『できなくても大丈夫』について
会の後も色々考えたので、少しシェアさせていただきます(^^)
その前にまず、発達障害についてお話を。
発達障害は、脳の機能障害です。
もう少し詳しくいうと、ある染色体が重複していることが関係していると今年新たに発見されました。
右脳と左脳の働きのバランスが悪いため、見たもの、感じたものにより右脳が強く働き過敏に反応してしまいます。それにより集中力を保つのが難しく色々な動きや物音が発生する集団の中で落ち着いて過ごすことが難しい状態にあります。
さらに左脳の働きが弱いので、何かを感じた時、その後の自分の行動を、先を予測しながら頭の中で構築することが苦手で突発的に動いたり怒ったりしてしまいます。
昨日の朝、福島で地震がありテレビで津波!避難!のテロップが大きく表示されました。子供にも分かりやすいように、つなみ!にげて!と交互に表示されていました。
それを見た我が家のADHDの息子はパニックになり、山に行こう!今日は山に泊まろう!逃げよう!早く!!とわめいていました(o_o)
学校に行くのすら拒否しだし、、ママと離れない!逃げよう!と泣き出す息子。
先月鳥取でも大きな地震があり、恐怖が記憶に新しいのも関係してるのでしょうが
テロップで見たもの→つなみ!にげて!
それにより感じた不安、恐怖。
その感情を、上手に頭の中で整理できず、感情最優先で放出、即パニック!
と、見事に分かりやすく特性を出してくれました^^;
特性によって症状も十人十色なので、
上記はあくまで我が家の息子の場合、ですが
脳の機能障害である、ということ
少しは理解してもらえたかな?^ ^
それをふまえて、
『できなくても大丈夫』
について話していきます(^^)
※息子はちゃんと逃げる必要のないことを説明し、学校まで車で送り届けました(^^)
『できなくても大丈夫』
私が息子や息子を受け持つ担任の先生によく言う言葉です。
これ、言語化して説明するのとっても難しいんですが、頑張ってみます(^^)!
全校集会はいつも不参加、問題無し!
授業中、座ってなくても、大丈夫。
クラスから抜け出して校内徘徊してても、大丈夫。
それにより学習が遅れていても、大丈夫。
私からしてみれば、担任から報告される息子の問題行動は、だいたいが
へぇー、そうなんですね!(^^)
と終わらせてしまえることばかりです。
報告ありがとうございます(^^)で、それがなにか?
的な。
担任の先生は私に言います。
今、この時期に集団で行動することを覚えさせないと、将来息子さんが困ります!って。
私の返事は「先生、大丈夫ですよ(^^)息子は将来困りません(^^)」です。
適材適所、という言葉がありますよね。
なぜ先生の中では息子は大人になっても集団で行動する環境に身を置いていること前提なのでしょうか。わざわざ大人になってまで自分に合わない環境で、自分に鞭を打ちながら生きていかなくても、息子が自分らしく輝ける場所は必ず他にあります。もしなければ自分で作ればいいだけですしね。
今1番息子に必要なのは、集団の一員となりみんなと同じことをする努力よりも
みんなと同じことをできない自分を、劣っていると感じさせない環境作りだと、私は思います。
周りと比べないこと。出来る、出来ない、を自分の存在価値に置き換えないこと。
あなたは唯一無二の存在である!と全てを受容すること。
子供にとって、これ以上に大切な教えるべきことがあるとは思えません。
なので、いつも私は学校の先生に言います。
確かに、勉強も集団行動もある程度必要なことかもしれません。でも先生、順番がおかしいです。
スキルより、まず、この子の心が1番大切でしょ?って。
自分を卑下しない。祖母から母へ、母から自分へ繋がれた、この世に生まれてきた尊い命を、周りと比べて出来損ないだ!なんて考えない。
自分にしかない自分の価値を、自分自身が認めれている。
これができていれば、どんなとこでもちゃーんと生きていける(^^)と、私は思うのです。
からの、『できなくても大丈夫』なのです。
甘やかしでもなんでもありません。
全力で息子の人生を信頼し、尊重しているからこそ言える言葉です。
ただ、むやみやたら使っていい言葉だとも思いません。
例えば、この子は障害があるんだから!(>_<)
無理をさせたらかわいそう!(T_T)
と、過保護にするのは違います。
そこには信頼も尊重もありません。
それこそただの甘やかしです。
信頼のない『できなくても大丈夫』は、まさに先生が心配する、嫌なことがあればすぐ逃げる大人になるでしょう。
もう1つ、結局期待してるのに、テンプレートのように使われる『できなくても大丈夫』
これもよろしくありません。
これは、ほめて伸ばす!と一緒です。
私はほめて伸ばす!という療育計画がとても嫌いです。
最終的に自分の望むとおりになってほしくて、だからほめるとこ探して、ほめて、ほめて、
さぁ、できるよーになぁれ♪
なんて、結局相手をコントロールしたいがためにほめたところで
思い通りの成果がでないと、なんで?あんなにイライラも我慢しながらたくさんほめたのに!ってなります。
私達親に必要なのは、
こっちよ!こっちがあなたの幸せよー!
と一本道のレールをひいて手招きすることではなく
子供達が自分で自分の幸せを探す旅のお手伝いとして、右に、左に、その都度新しいレールをどんどん用意してあげることなんじゃないかなって思います。子供が自分の力でレールを作っていけるその日まで。
それがどこへ向かうのか、親の自分の経験値では未知の世界だとしても
子供の選択を信じ、時には共に先を見渡し危険も伝えながら並走していく。
これが、私の言う
『できなくても大丈夫』
です(*^_^*)
ちなみに五年生の娘は中学受験を希望中。
これも私の人生の経験値では未知の世界(o_o)
私からしたら、勉強がしたい娘に中学受験へのレールを用意することも、
高校には行かない!なんなら中学にも行きたくない!と宣言する息子に、じゃあどうしていくのか、共に話し合い考え、これから先のレールを用意することも、同じなのです。
子供達の選択を全力で信じて、全力で応援する。
そこに、一般社会のモノサシは不要なのです(^^)
うーーーーん、
伝わるかな?説明が難しく(>_<)まだ繋がり切れてない部分もあるかもの状態のシェアですので、分かりづらくても堪忍してね(^。^)
6月にピカソのたまごを立ち上げ、7月から始まったピカたまの会。
毎月開催を目標に今月第五回を迎えまして、今年はラストとさせていただきます。
新しい企画の構成も練りながら、しかししっかりと身体も頭も休めて
また来年1月からスタートさせていただきます(^^)
立ち上げからここまで駆け抜けてこられたのも
私の呼びかけの投稿をシェアしてくれた沢山の友人達、それを見て集ってくれたピカたま運営メンバーのみんな、勇気を出して会に参加してくれた参加者の皆さま
数え切れないくらいたくさんの方々に支えられての今だと思います。
本当に、ありがとうございます♡♡
1月のピカたまの会の日程は決まり次第また告知させていただきます(^^)
今年最後のピカたまの会が開催されました(代表 粂澤まなみさん)
ピカたまの会のFacebookはこちら