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福岡旅行で「わざわざ手間暇かけてあえてめんどうなことをする」ことの大切さを感じた

投稿日:2017年3月20日 更新日:

この連休中は福岡まで行ってきましたが、JRで都会に出るときいつも感じることがあります。
駅の多くは自動改札で早く進めと言わんばかりの勢いで人がどんどん追い出されます。
まるでベルトコンベアーに乗せられた荷物のようです。
そこで、今回はあえて駅員がいる改札を使ってみましたが、駅員は無言で切符の受け渡し。
これなら機械でできるじゃん。。。
しかし、倉吉の改札は駅員さんが手で確かめて切符を受け取ってくれます。
切符を手で渡して手で受け取ってくれて、行くときは「まつかぜは3番ホームです。お気をつけて」帰ってきたときは「お疲れさまでした。」と声をかけてくれます。
このとき、「くらよしっていいなあ!」といつも思います。

便利さや時間の効率化を優先してきた結果、「人として」大切なものを失っているのではないでしょうか。
倉吉の町は、不便なこともたくさんあるし、いちいち手間のかかることもあるのですが、「人として」大切なものをつなげていきたいです。
というか、不便で手間がかかることこそ価値があるのではないでしょうか。不便で手間がかかるということは、「人の手」が必要だということですから、その間には自然と人と人とのふれあいが生じます。
「わざわざその場まで行く」「わざわざ直接会いに行く」「わざわざ手間暇かける」「あえてめんどうなことをする」自分の行動で価値に気づいてほしいと思っています。

時間や手間をかけると他者との関係をもつ喜びを感じることができる

さらに、駅の乗り場案内掲示板や構内放送など、一時的にでもなくしてみたらどうでしょう。
それらがなくなったら、人はどんな行動をするか?
多くの人が混乱したり、長い長い行列ができて時間がかかったりするでしょう。
単に昔のようにするというのではなく、時間をかけることや目や耳など人の持つ感覚や機能を使ってコミュニケーションすることの楽しさや他者との関係をもつ喜びを感じることができるのではないでしょうか。
そんな実験、倉吉でやってみたら面白いと思いませんか?
もちろん、駅員さんだけで対応することは大変なので「一日駅員さん」ボランティアを募集したら結構な人が集まるんじゃないかなって思うんですが。

分からなかったら、そばにいる人に聞くのが一番

福岡からの帰りに博多駅構内にある博多らーめんShin Shinに行こうと思ったのですが、場所が分からないので息子たちはスマホ検索。
その間に通りかけのおばちゃんに聞いたら、詳しい道順を教えてくれてすぐに分かりました。
分からなかったら、そばにいる人に聞くのが一番です。
11時過ぎでしたがすでに長蛇の列。
長男が美味しいとすすめてくれたのですが、三男は美味しかったらしく替え玉を注文。
確かに美味しかったのですが、自分的にはやっぱり倉吉のラーメンの方が好きなだなあ。

すぐそばに人がいるのに息子たちがスマホで検索している姿を見て、これってどうなんだろうって考えちゃいましたね。
新幹線の車内でもほとんどの人ががスマホ画面とにらめっこしていて、スポーツ新聞をくしゃくしゃしながら読んでいるおじさんにとても親近感を感じました。
車内では文庫本と決めているのですが、その光景も珍しくなっています。
お互いに声をかけあうことを恐れている日本人、常に人の目に気を使いながら過ごしている私たち。
宿泊ホテルのテレビを見て、「ああ今日は日曜日なんだ」と日常を感じる安心感ってなんなんでしょうね、
私は電子メディアの利用については肯定派なのですが、学校で「メディア制限週間」を設けるのも悪くないなと思った連休でした。

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