先日のおっさんの飲み会で島根県雲南市の地域自主組織について知りました。
自分たちの町は自分たちで守る、町の未来は自分たちが創る。
自分たちの課題は、自分たちで解決する。
行政とおんぶと抱っこではない自主組織を作るのに障害となるのが、忖度、しがらみ、嫌われることを避ける風潮です。
現状に満足していてはイノベーションは生まれません。前例がないのなら自分たちで作ればいい。
本当の意味での「自治」会とは何か?町内会の在り方を考え、自ら創ります。
島根県雲南市の地域自主組織「三刀屋地区まちづくり協議会」では、5つの部会(生涯学習部、体育部、福祉部、安全部、地域づくり部)および9つの支部が組織され、37の自治会を管轄している。組織化された協議会のもと、管轄する区域の住民2,500人のほとんどが、地域の活動に参加していることとなる。
「この近辺は市街地と旧市街地に分かれていて、特に旧市街地側は商店街が廃れてきています。産業・観光に関する施策を考えようにも、農産物や加工品を作って販売したり、おもてなしをしたりする文化が元来なく、三刀屋をどうしていくべきかと考えたときに、私は『人づくり』、すなわち『教育』が必要だと思ったんです」
三刀屋地区まちづくり協議会・会長 上代眞さん
持続可能な地域経済をかなえる、自治会・町内会のあり方とは? ──島根県雲南市の地域自主組織(前編)
地域への権限委譲と、市民起点のまちづくりが拡げる可能性 ──島根県雲南市の地域自主組織(後編)