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倉吉市未来いきいき総合戦略検討会議にはガッカリです

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10月1日(木)10時から、議会会議室で「人口保持部会」の見学に行きました。
「戦略」作りのキーになる「人口減対策」のメイン部会になります。
12時までの予定が、市側の都合で30分前に終了。
3回の会議に行きましたが、見学者は私1人だけでした。
今回の市民集会に始まり総合戦略検討会議の見学に行った結論。
石破くんの「宿題」の「戦略作り」で市が想定している目標と私が考えている「戦略」の完成形に大きな差がある。
市としてはここまででいいと考えていますが、私はそれ以上のものを求めています。
そこに、物足りなさを感じています。
結局、市の目標は
「とりあえず意見は聞いて、それを反映させる」というか「事業案に書いておく」
「できる、できないかまでは考えなくてもいい」
「今回は中途半端なプランでいい、あとは次に考える」
という感じです。
あとは、関係機関と連携して相談しながら進めていくという形です。
でも、これでは全く意味がないです。
これを「戦略」というのでしょうか?
その施策の裏付けとなるデータ(数値)も不明のまま、予算もこれからです。
(そもそも、宿題を出したからといっていくら小遣いがもらえるのか分かりません。)
小遣い目当てで作ったのでは価値はありませんが。
具体的な内容が書かれていないので、実行は不可能です。
5年間でできることに絞って、到達目標、検証評価の視点を決め、年次計画を立てるなど、今回作成したプランを実行していくための「戦略」が不可欠です。
なんというか、物足りないというか、もったいないというか、ガッカリです。
「最終的にこんなもんなの」という諦め気分で帰ってきました。
この「宿題」を評価するとしたら、私なら100点満点で5点です。
合格点は上げられないので石破くんからのご褒美(補助金)もあげられません。
800万円の予算を使ってこれだけ?
というのが正直な感想です。
市としてはとことんまで検討、徹底議論して「実行可能な事業案」を作ることが目的ではなかった。
市の目的は、市民集会や会議で出された意見を聞き、それを市の原案に盛り込むことで完結。
なので、「できる、できない」まで考えていない。
今回の「宿題」内容としては、出された意見を書き上げる作業までで終了です。
今回の「宿題」作成に当たって言いたいことはたくさんありますが、5点だけ書きます。
1.市民の意見は聞いたがほんの一部の意見のみ。
  高齢者の意見が中心で、特に働く若い世代、子育てママの悩みや願いが届いていないことが問題。
2.有識者委員会のメンバーの選択基準が疑問。
  会議では一般市民は意見が言えない、市民の直接の声は届いていない。
3.市側からの情報が少なすぎる。
  市報や市のHPなどで情報発信はしているが、それが全ての市民に届いていない。
  発信はしているが、市民の関心をもつような発信の仕方ができていない。
4.市民の中には素晴らしいアイデアをもち、スゴイ実践をしている人もいる。
  彼らをもっと活用することで倉吉は元気になるが、行政はそれすら知らないのでほとんど活用できていない。
5.せっかくの「意識調査」が活かされていない。
  10年間の調査結果を分析できているのか?
  石破くんから「宿題」が出たからやるのではなく、調査結果を分析し、そこから改善点や具体的な施策を作っていくべき。
市がやろうとしていることが市民に伝わっていないこと、市も市民の声を聴いていないことが最も大きな問題点です。
これは、昔からずっと言われていることですが、まずはそこから変えていく必要があります。
「市役所は、なんにもしてごしならへんけえ。」
「こんなことしたって、なんもならへんんけえ。」
「どうせやってもできらへんけえ。やめときなれ」
「なにいっとんなんだいな、そがなことできらへんわいな。」
「まあ、まえとおんなじことしとけばいいがなあ。」
「変えていくのはめんどくさいけえなあ。」
「まあ、かまわんのが一番ええだけ。」
などと、あなたのまちも諦め気分が蔓延してはいませんか?
これが、「今まで通りでいきましょう」でやってきた結果なんですよ。
このように市が沈んでいるという反省の元、多くの市民のアイデアや意見を取り入れていくことで、倉吉は元気で楽しいまちに変えていくことができます。
それができるのは市の職員ではなく、倉吉に住んでいる私たちの意識を変えること、諦め気分を捨てること、そして、それぞれの活躍できる場でできることをやっていくこと、何より大事なことはそれらをつないでお互いが刺激し合いながら実践を続けていくことだと思います。
私たち大人が諦めていて、続く世代が「倉吉っていいよなあ。
俺、ずっと倉吉に住むけ。
」というはずがありません。
倉吉を元気にするには、今私たちが今までの意識を変えていくことから始めていきましょう。

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