教育

学校がしんどいのは子どもだけではない 学校はますます窮屈になっている

投稿日:

今日から学校が始まったところが多いと思います。
「みんなといっしょに楽しく学校生活を送ってほしい」と思う親御さん、「休まず元気に学校に来てほしい」と思う学校の先生。新年度になって心機一転子どもに期待している人も多いと思います。
新しい学年を楽しみにしている子どももいますが、春休みが終わると学校に行くのがしんどい子どもたちもいます。
子ども本人が「学校に行きたくない」と言い出した。言葉にはしないけど朝の表情がいつもと違う。そんなときに最も大切なことが初期対応です。
では、どんな対応をしたらいいのか?
こちらに親御さんと学校の先生へのメッセージを書きました。
「学校へ行くか行かないかは自分で決めたらいい」親御さんと学校の先生へ

学校がしんどいのは子どもだけではない

学校がしんどいのは子どもだけではないんですよね。
毎年新学期の始まりは会議会議で埋め尽くされ、県教委、地教委への報告文書の締め切りが迫る。上からも下からも催促される日々が続きます。とてもこの短期間ではこなせない作業量です。
毎年こういう状態で子どもたちを受け入れています。まったくゆとりも何もないのが学校現場です。真面目で責任感のある教員ほど追い込まれます。
これで健康でいられる方が不思議です。
何十年も前から業務を精選すると言われていますが、増える一方ですよね。
休日でも休めないのでは、子どもへの接し方にも影響がでます。
私が辞めてからも学校はますます窮屈になっています。
子どもだけではなく、教員は余計にSOSが出せなくなっています。
不登校の児童生徒や保護者への対応についても「変な頑張り」をしてしまうことがありますが、決して自分だけでなんとかしようと思わないことが大事です。私は多くの学校でこのようなケースが多いと考えます。
不登校の初期対応で最も重要なことは学校に来させることではありません。まずは児童生徒の思いを受け止めることです。
新しい担任として義務感で対応することが一番いけません。学校に来るか来ないかを目指すのではなく、児童生徒と保護者との信頼関係を作ることが最も重要です。
そして、対応に困ったらSOSを出したらいいです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

「学校くらい行かせるべき」?ボクは「不登校」という言葉、その概念自体を認めない!

ボクは「不登校」を認めない! 「学校に行かないこと」を認めないという意味ではない。 「不登校」という言葉、その概念自体を認めないという意味です。 そもそも「不登校」という概念を作り出すことが「害」であ …

ADHDの特性のある子どもとの関わり方のヒント

集団活動をしているときに周りの人にちょっかいを出したり、うろうろ動き回ったりする子を見ると、あなたはどう思いますか? 「厄介な子、迷惑な子、落ち着きのない子」と、マイナス行動としてとらえてしまう人も少 …

鳥取県教員採用試験で英語の能力だけに加点するというのはいかがなものか?

今日の日本海新聞に出ていましたが、やってくれますねえ、鳥取県教委。 来年度の教員採用試験において英語資格者に対する加点制度を拡大することを決めました。 2017年度は英検などの資格をもっている受験者に …

ノーベル賞をもらったからすごいんじゃない

ノーベル賞をもらったからすごいんじゃなくて、その「結果」が「成果」になるまでやり続けたことが立派なんですよ。 みんなを笑顔にする素晴らしい社会貢献ですよね。 分かるまで調べる できるまで聞く 他人に伝 …

「そうか!」チャートで読み書きが困難な児童・生徒それぞれの特性の理解を

読むこと・書くことが苦手な子どもの指導と支援チャート「そうか!」チャートというのがあります。 「そうか!」チャートは、井上賞子先生 (松江市立意東小学校)、杉本陽子先生 (飯塚市立飯塚小学校)、佐藤里 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料