この通知、いかにも「教委的な通知」だなあ。またこれ?って何度も何度も同じ通知だ。
なんともお粗末なこと。
この事案を生徒間の問題だとだけ捉えるからそういう発想になる。教員の管理不足だと考えるからこんな対応策しか出てこない。
これでは「生徒をどうやって管理するか」が課題になる。それがそもそも問題なのです。
そうではなく、これまで行ってきた学校での人権教育、福祉教育、教科指導、生徒指導など学校教育そのものに問題があるという認識が必要です!
いかにも「教委は学校を指導しました」という形ばかりの対応だわ。
「②児童生徒の発するどんなサインも見逃すことなく学校全体で情報を共有し」
教委や文科省がよく使う「どんなサインも」ってどんなサインなん?生徒から感じるどんな様子や態度なん?
「③刃物などの管理や取り扱いについて指導を徹底する」
具体的にどんな指導をするのか?
これは刃物の扱いを指導したら防げる事案なん?
「教師をはじめ関係者一人一人が問題の重大性を強く認識し、切実な問題として向き合うよう」って、現場の教員は十分に認識しているよ!
トイレに行く時間さえない現場の教員にそれができるのか?担任一人で40人を常に観るなんて不可能です。
子どもの命と人権を軽視している文科省や教委のあり方こそが問題なんです!
さまざまな問題を産んでいる「学校制度」「学校システム」を今すぐに変えないと。
文科省は「教師のバトン」の声を聞いているのか?学校教育を改善する気はあるのか?それが最も大きな問題です。
福岡県教委“危険物持ち込み”点検を市町村に通達~“愛知の同級生刺殺”受け
また出た~!
・危険物を持ち込まないよう指導を継続
・アンケート調査でいじめやトラブルを再確認する
生徒は危険物の扱い方は分かっている。前には小学生がカッターナイフで首を切るという事案も起きている。
アンケートで本音を書けばヤバイことも知っている。
頭髪検査、パンツの色検査、スカートや靴下の長さ検査、個人の携帯管理、そして危険物検査?
学校は刑務所か?
こうやって教員の仕事が教員の負担がどんどん増えていく。
教員本来の仕事の時間がどんどん減っていく。
それを改善するのが教委の仕事なんじゃないの?
生徒のことも現場の教員のことも
一番理解していないのが文科省と教委です。