リニア新幹線を作る金があったら山陰新幹線を作れ!
って、山陰には新幹線は必要ないけど。
山陰に新幹線を通そうという動きが再燃している。
先ほど、松江市や鳥取市など関係自治体トップが集まって超高速鉄道の整備推進を求める組織が設立された。
鳥取選挙区の石破茂・自民党幹事長の地元・鳥取を通って安倍晋三首相の地元・下関まで山陰を縦貫する“新・新幹線”を走らせようという巨大プロジェクトだ。
経済効果に乏しく巨大な赤字を生むことは見えているが、なんと「リニア新幹線を誘致しよう」という声まで上がっている。
石破、安倍が最優先でやれば、まんざら夢物語ではないだろう。
山陰新幹線とは、大阪市から山陰地方(鳥取市附近、松江市附近)を経由し下関市に至る約550kmにわたる新幹線の基本計画路線である。
高度経済成長期の1973年(昭和48年)11月15日に基本計画が決定された。
しかし、オイルショックに伴い総需要抑制策が採られたことにより先行して建設される予定だった整備新幹線の建設が凍結されたことや、その後の経済が低成長となった(低成長時代)ことにより、計画は事実上中断された。
現在、日本で唯一新幹線のない地域となった。
では、問題の資金、山陰新幹線プロジェクトの予算をどうするか?
簡単だ。中央リニア新幹線の計画を山陰リニア新幹線に移せばいいだけだ。
ちなみに、中央リニア新幹線の予算は東京~大阪間 木曽谷ルート(Aルート)で
・建設工事費 8兆9800億円
・維持運営費 3290億円/年
・設備更新費 1250億円/年
1km当りの建設コストは約170億から180億円。
全体の建設コストは約7兆7000億から9兆2000億円だ。
実際の建設、運営費用はこの額を大きく超えると考えられる。
すでに、研究段階で10兆を超えるお金が費やされていることをあなたは知っているか?
東京~大阪間でこの予算なので、山陰を横断する大阪~下関間であれば、十分にあまりある金額だ。
10年間で200兆円の「国土強靱化予算」を利用すれば、5~6兆くらい何とかなる数字であるはすだ。
想定される巨大な赤字をどうするかという課題はあるが、やってみても面白いと思う。
鳥取・松江が大阪圏、福岡圏への通勤可能エリアとなる。
山陰は、大都市が大災害に巻き込まれたときの避難エリアとしても十分なだけの自給システムも整っている。
この計画が実現できれば、日本の経済界を一気に覆す歴史的快挙となる。
リニア新幹線を作る金があったら山陰新幹線を作れ!
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執筆者:azbooks