暮らし

選挙のときに候補者が具体的な公約を掲げない理由とは?

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倉吉市の選管からの選挙公報が公示から3日後に届きました。
遅すぎです。
さらに、その内容は何かのキャンペーンのキャッチフレーズのようで抽象的すぎて、任期中に何がやりたいのか全く見えない。
抽象的なスローガンだけなので、あまりにもあいまいで漠然としています。
実際に具体的に何をするのかがまったく分からない。
多分多くの市民は、読まずにそのまま捨ててるでしょう。
開封すらしない人もいるでしょうね。
一応目を通しましたが3分で資源ごみです。
3分も読んだんだ、すごいなあ。

公約が分からないのに投票するなんて無理でしょ!

何をするか分からないのに、これで投票してくれといっているんです。
これは「公約」とはいえません。
スローガンはどうとでも解釈できるので、候補者にとってはそれが実行できなくても問題ないわけです。
それが政治に関心を持たせない、持てない最も大きな要因です。
さらに、市民もそこにつっこもうとしない。
「選挙公報ってこんなもんだよ」「どうせろくなことが書いてないし」と諦めています。
政治家の話はなぜつまらないのか?
それは、中身がないから、内容が具体的でない、しかも延々と長い。
さらに、聞き手にとってはどうでもいい話ばかり、自分の言いたいことだけを言うだけで終わり。
これでは誰も聞く気にはなりません。
これは校長の話とよく似ています。
子どもは退屈でしかたがないけど、「聞け」といわれるからただ終わることだけを待って我慢して聞いています。
一方的なだらだらした話など、耳には入ってきません。

具体的な公約を書かない理由とは?

では、候補者はなぜ具体的な話をしないのか?
これも理由は簡単です。
具体的な話をしたら、それが実現できなかったらまずいから。
公約が実現できなかったら次の選挙で困るからです。
といっても、政治家はウソつきばかりなので実現しなくてもいいのが政治の世界ですが。
彼らは、市民のために立候補したのではなく、自分が当選するために立候補し、次の選挙でも当選したいのです。
だから、あいまいな公約にして、その責任を逃れるためにこのように漠然とした、どうとでも解釈できて誰でも言える内容しか書けない、書かないのです。
例えば、
「市の財政を確保するために○○する。」
「子育て支援のための予算を○%上げる」
「保育士の給料を○%上げる」
「児童数が0になるまで、学校統合はしない」
「任期中に○件の企業誘致をする」
「農家の収入を安定するために○○をする」
「313号線の全通開業を○○までにする」
「スーパーはくとを全線倉吉着にする」
など、具体的な行動目標と数字を示せばわかりやすくなります。
分かりやすいだけでなく、それが達成できたかどうかも評価できます。有権者は自分の実現してほしい公約を掲げた候補者に投票し、任期後はそれが達成できたかどうかで評価します。
すべての公約が実現しなかったとしても、そこまでにどのような取り組みをして次は何を進めていくのかはっきり明示します。
しかし、このように具体的な目標が達成できないと評価が下がるので、こんな公約は誰もできません。
候補者の一人だけでもこのような具体的な数値目標を掲げたらどうですか?

こんなことでは投票率を上げることは不可能

政治家にとって最も大事なことは、決断力、実行力です。
候補者は数値を入れた具体的な実行目標を示すこと、選管はつまらない広報を出すのではなく、有権者に分かりやすい内容を伝えるべきです。これは報道メディアにも言えることです。
ただ、「無投票はやめましょう」「投票日には選挙に行きましょう」というだけで投票率が上がるはずがありません。
有権者が「投票に行ってみよう」「投票するのが楽しみだ」「自分たちの暮らしは自分たちで作っていくんだ」「そのために○○を公約にした□□さんに投票したい」と思うような、「具体的な手立て」をすることなくして、投票率を上げることは不可能です。
そのためにも、具体的な数値目標を掲げた公約が必要なのです。
今日も雨の中、名前を連呼するだけの選挙カーが走っています。
そして、自分の意思とは無関係な組織からの要請で投票するのです。
チャンチャン。

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