教育

鳥取市立気高中学校の首つり自殺で市教委や学校の責任逃れの発言

投稿日:

9月24日19時頃、鳥取市立気高中学校の校舎内で1年生の男子生徒が首つり自殺を図って倒れているのが発見され、市内の病院で死亡が確認されたました。
鳥取市教委は翌25日、記者会見で次長などが状況を説明しました。
10月9日、市教委の諮問機関「市いじめ防止対策推進調査委員会」が第2回会合を行い、
「現時点で原因はいじめではないと考えている」
「原因がいじめという確認はとれない」
他の要因については「まだ分からない。
今後(いじめではないという)裏付けをとりたい」
と話しています。
この発表も
「自殺の原因はいじめではない」
「自殺は本人の理由によるもので学校とは関係ない」
という市教委や学校の責任逃れの発言だといえます。
「いじめではない」という前提で調査を進めている格好になっています。
いじめではないという根拠はどこにあるのか?
いじめではないという結論はどうやって導いたのか?
はなはだ疑問の残る発表の仕方です。
通学している校舎内で生徒が首つり自殺をしたというのは、大変重大な事件にも関わらず、わずか数日の調査で「いじめではない」と結論付けて終わりにするのはあまりにも酷過ぎます。
これを見ても、市教委や学校の対応のまずさが問題であることは間違いありません。
その後、いろいろな対応がされているのでしょうが、私たちは報道を通してしかその経過をしることができません。
自殺の原因や現場となった気高中学校の実態を知ることは、第二第三の被害者を出さないために必要なことではないでしょうか。
鳥取市気高町 市立気高中学校の校舎内で中1男子生徒が首つり自殺 経緯 調査へ
http://moshimo.cranky.jp/2chtopix/giken/jisatu/post-9832/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

no image

子どもにの特性に合った学習教材を使って学習方法スマイル式プリント

学習が困難な児童を支援する目的で開発した教材があります。 児童の認知特性(得意・不得意)に合わせた内容のプリントを選ぶことができるようになっています。 ・計算が苦手な児童向け「スマイル式九九プリント」 …

文科省が不登校児童生徒への「児童生徒理解支援シート」を作成

文科省は平成28年7月29日に不登校児童生徒への支援に関する最終報告の中で「試案」を出していましたが、4月3日に不登校や外国人、障害のある児童生徒などに対する支援計画を統合した「児童生徒理解支援シート …

「勉強しない子」「やる気のない子」は変われます

一番大切なことは「やる楽しさ」があるかどうか。 親や教員がただ「やりなさい」というのは全く逆効果です。これは特に教員の場合は責任放棄の言葉かけです。 知る楽しさ、わかる楽しさ、できる楽しさがなければ、 …

学習指導要領って「国が子どもにさせたいこと」、ここが変だと思うけど

2017年3月に改訂され、2018年度から移行が始まる小中学校の「学習指導要領」で、「小学校の外国語教育の教科化」のほか、全体として「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」を重視した学び …

ICT機器の整備よりも教員の認識、意識を変えることの方が難しいのかも

4年前に教員の負担を軽減するためにも教育のICT化を進めることが必要だと言っていましたが、あれから4年経った今、教員のデジタル機器の活用についての意識が変わっているでしょうか。 相変わらず、スマホやタ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク