教育

「8時出勤17時退勤で学校運営をしたらどうなるか」という文科省の研究指定を提案したら

投稿日:2017年5月3日 更新日:


今の教育課程と教員配置では絶対不可能だと思いますが、「8時出勤17時退勤で学校運営をしたらどうなるか」という文科省の研究指定をしてみたらいい。
そうすれば、今の学校の何が問題なのか明確になります。
教員の超過勤務のイメージや観念ではなく、具体的な事実で何が足りていなくて何が課題なのかが全てわかりますよ。
8時~17時の間に全ての仕事をやってのけることができたらスゴイ実践になるはず。
形だけの成果や実績を目的とした意味のない研究会よりも、はるかに実があると思います。
「絶対不可能」といったのは、「できない」ではなく、「やらない」「やろうともしない」という意味です。
「まずやってみる」というのが研究なのに。
私が校長だったら、自ら立候補してやってみるけど。
どうですか、文科大臣 松野さん?
このテーマで研究指定を受けたら、やることは以下の通りです。
教員の多忙化を解消するために何が必要か? 10個の提言
この他にも文科省や教委の顔色を伺わなくても、まだまだ現場だけでもできることはたくさんあります。
研究指定なんだから、これくらのことをしなくては「研究校」「モデル校」にはなりません。
「働き方改革」とは残業時間を決めることではなく、勤務時間内で仕事をするにはどうするか考え、それを実行することです。
「改革」とは今までやっていたことを「やっていなかったこと」に変えることをいいます。
だから、今政府がやろうとしていることは、「改革」でもなんでもありません。
改革の一つには、「働かない」という方法もあります。
教員の多忙化 解消のための提案を聞く気がありますか?でも書きましたが、すべての関係組織と関係者の保身と無責任体質が根本原因です。
自ら動いていくことによって環境も変えていくことができます。
ひとりの力は小さくても、連帯することで変えていくことは可能です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

学習障害による困難さを疑似体験することができます

子どもが「発達障害」って伝えると、 「そんな風に見えないね」 「気にしすぎなんじゃないの?」 「大丈夫だよ。普通だよ。」 という声が返ってくることがあります。 しかし、これこそが「発達障害」に対する理 …

異才発掘プロジェクトRocketの米子説明会に行ってきました

今日は異才発掘プロジェクトRocketの米子説明会に行ってきました。 21世紀の松下村塾は自分のやりたいことを実現することを目的としてスタートしましたが、中邑さんの話はとにかくユニークで面白い。そして …

二次障害は、そのまえに一次障害の理解不足がある

以前は自閉症や発達についてばかりを勉強していた。もちろんそれはそれで今でも大事だと思っているし、自分の実践の基盤にある。 ただ、発達障害のあるお子さんと多く関わるようになってから、二次障害の問題につい …

授業をオンライン化したら「不登校」という概念そのものがなくなる

政府の規制改革推進会議(議長・大田弘子政策研究大学院大教授)の下部会合は5日、インターネットを使った遠隔授業を中学校で単位として認める検討を始めた。 在宅で授業がうけられるように授業をオンライン化した …

子どものための子どもが参加する子ども会議をやりたい!

本当にやりたいのは、子どものための子どもが参加する子ども会議です。 それを大人の私がいう段階ですでにアウトかもしれませんが、子ども会議で話し合ったことを実現していくのが大人の役目です。 主体は子どもた …

スポンサーリンク

スポンサーリンク