教育

授業をオンライン化したら「不登校」という概念そのものがなくなる

投稿日:

政府の規制改革推進会議(議長・大田弘子政策研究大学院大教授)の下部会合は5日、インターネットを使った遠隔授業を中学校で単位として認める検討を始めた。

在宅で授業がうけられるように授業をオンライン化したらいい。
なにも特別な機器がなくてもスマホがあれば今すぐできます。
オンライン化したら「不登校」という概念そのものがなくなります。
オンライン化なんて簡単にできます。
教室の後ろにスマホを置いて授業風景を動画で撮って配信するだけです。
パスワードで視聴制限すれば、対象生徒だけで共有ができますから、難しい設定なんか不要です。
それを家で見るだけで授業に参加できます。
こうすれば音声やメールでのやりとりも簡単にできますよ。
セキュリティが云々、前例がないから云々・・・
行政や学校がよく使う「言い訳」です。
目の前に困っている子がいるのに、言い訳を繰り返して何もしないというのでは教育行政はなんのためにあるのでしょうか?
すぐ前の川で子どもが溺れているのに、「書面での手続きが通らないと助けることができません」といって、溺れている子に何もしないでしょうか?
「遠隔授業を通じてさまざまな人たちと交流を図る」というのも学校教育の目標にあります。
教室と家庭とを結ぶことはその目的からはずれるというのでしょうか?
仕事でも在宅勤務という働き方があるように、学校でも在宅授業というスタイルがあってもいいんですよ。
出社しなくても仕事はできるし、学校へ行かなくても授業は受けられます。
個々で見たら親身になって対応している教員もいますが、学校や行政の取り組みだけでは変わりません。
教員の負担は増えていく一方ですが「NO!」と言えないのです。
ユーザー(子どもと保護者)のニーズに応えることを最優先して仕事ができるように、ユーザーの意識を変えることも必要です。
ユーザーと学校との間には大きなバリアがありますので、誰もがいつでも学校の中に入れるような環境にしていく必要があります。
前例を作るのは私たちの行動にかかっています。
いっしょに学校を変えていきましょう。
遠隔授業、中学でも単位に認定検討 規制改革会議

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

教員個人が「一人では無理、助けて」といえる環境作りが必要

学級担任一人でできることには限界があります。 現状では「いじめの要因は担任の責任である」という見方があることも確かです。 教員個人が「助けて」といえないから問題を隠すことにつながっていきます。 そのた …

学校に洗濯機を設置することが不登校減少につながる?

学校に洗濯機を設置することが不登校減少につながる? なんて安直な分析なんだと思います。 こんなこと、よくニュースに取り上げたと思います。 こういうメディア報道が不登校の無理解を生んでいます。 家電メー …

不登校の理由は子どもの数だけ理由があるのだからまずは寄り添うこと

毎日新聞の朝刊のコラムを執筆された小国綾子さんの投稿です。 前にも書きましたが、子ども本人と学校の回答で大きな違いが出たのは不登校の理由。 「教職員との関係」を挙げたのは、学校回答の調査ではわずか1. …

不登校のまま中学へ進学するとき、親はどうあるべきか

やれやれ卒業したと思ったら次は入学式が待っています。 この季節、進学は子どもも不安です。 小6と中3のこの季節は最も不安が大きいときです。 この時期に親のできることは、子どもを「信じて、見守り、待つ」 …

ジェントル ハート プロジェクトの資料集ページを更新

ジェントル ハート プロジェクトの資料集ページが更新されています。   学校事件事故の調査・検証委員会についてのアンケートPDFを追加。 いじめ調査結果概要PDFを改定。 いじめアンケート 「いじめ調 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク