教育

発達障害のある息子が1年間支援いらずだったA先生の話

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『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者・楽々かあさんこと、大場美鈴さんが、毎日当たり前のように、どんな子にも自然に行っていたA先生のスゴ腕の職人技を紹介しています。

A先生は、短い雑談の中で、長男の気持ちにしっかり寄り添って下さったのです。
「学校に来なさい」と強制したり、長々とお説教することもなく、今の「学校が怖い、好きじゃない」という長男の気持ちを、否定せずにそのまま受け止めてくれました。それが、頑なだった長男の心の扉を、ほんの少し開いてくれたようでした。
長男は「いやあ、A先生があんなに面白い人だったなんて…」と、見た目の印象だけで決めつけてしまったことを、少し恥じらっているようでした。
翌日、長男は無事登校することができました。

A先生は、普段は目尻を下げて穏やかに接していましたが、長男が行き過ぎた行動を取ると、いかめしい表情と低く険しい声で、短い言葉でビシッと注意し、キッチリブレーキをかけるので、長男もハッと気づきやすいのです。また、クラスのどのお子さんにも、A先生はこのように接していたので、長男だけが何度も注意されて目立ってしまうこともありませんでした。

ユーモラスなA先生自身の経験談や身近な例え話は、なかなか教科書中心の授業では集中力が続かない長男も、興味を持ちやすかったようです。「A先生、釣りが好きなんだって。おれもやってみたい」なんて、言い出したこともありました。
また、書字にやや困難さがあった長男が、大の苦手の漢字書き取りの宿題も、A先生は、いい意味でテキトーに、ぐるぐるっと大きなマルをつけるだけの大らかな添削で、細かなミスや字形の悪さには、片目をつぶってくれました。
おかげで、一生懸命がんばっても字が上手に書けない長男にも、さほどプレッシャーにならず、毎日泣かずに宿題に取り組めるようになりました。

このA先生のクラスでは、この子は「落ち着きのない問題児」ではなく、「ただの健全で元気な男の子」でいられたといいます。
マニュアルではなく、目の前の子どもにどう関わるかということですね。
この先生は「仕事だからやっている」のではないと思います。
特別な配慮だと感じない「職人技」ですね。
きっとこの先生の関わり方は退職後も変わらないと思います。

楽々かあさんこと大場美鈴さんの本はこちら



発達障害のある息子が1年間支援いらずだったA先生の話。支援の本質って何だろう

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