教育

2020年度実施の小学校高学年用外国語学習は絶対に不可能

投稿日:

文科省が小学校高学年用外国語教材の児童用冊子、教師用指導書を公開しています。
今でも時間割がいっぱいいっぱいなのに、さらにこれだけの内容を入れ込みます。
5・6年生は年間70単位時間(週2コマ程度)
・段階的に「読むこと」「書くこと」を加える
・指導の系統性を確保
そして、学級担任が英語学習の評定をします。
これ、県教委や学校の英語活動担当はきちんと消化できているのでしょうか?
これ、どうやってこなしていくのでしょうか?どう考えても無理があります。
倉吉市の小学校では来年度からスタートしますが、学校ではその準備はできているのでしょうか?
さらに道徳も教科化、教科の中にプログラミング学習も取り入れ、それを評定します。
どう考えても無理でしょう。
小学生の子どもにとっては今以上に「やらされる勉強」が増えるということになりますが、どう考えても負担がありすぎです。
そのうえ、これをアクティブラーニング授業で展開するって?
さらに、さらに、学習障害や知的障害の児童に対する配慮はどうなっているのか?
絶対に不可能でしょ。
文科省を頂点とした学校教育のシステムはすでに崩壊しています。
それで子どもたちはいろいろな形でメッセージを出していますが、それを全く受け止めていません。
問題を問題として見ないで、旧態依然の教育を強引に推し進めています。
さらに、それにまとわりついている教育ビジネス、本質を見ようとしない、というか問題意識すらない社会風潮と体質を改善していかない限り、本当の意味での子どもにとって価値ある教育にしていくのは無理だと思いますね。
だから、そんな社会体制や教育システムに乗っかるのではなく自分で自分を高める、切り拓いていくことが必要になっています。
そして、一人ひとりの意識を変えていくことによって、文科省なんか誰も相手にしなくなるでしょう。
というか、それに恩恵を受けている者以外誰も信用していませんが、教育産業がビジネスとして美味しい市場であることと自分可愛さで従っている振りをして、都合のいいようにしているだけですよ。
新教材説明会での「小学校高学年用外国語教材の児童用冊子、教師用指導書」配布資料について(文科省)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

全国一斉の学力テストは、子どもたちをごくごく狭い範囲でランク付けするだけ

そもそも、全国学力テストは何のためにしているのか? これって、福岡県教委だけではなく全国に広がっていくでしょうね。 八女市教委は今年の春休みから市内の全小中学校に、全国学力テストを素材にした宿題を出す …

虹の会主催で通信制や定時制高校等の学校説明&相談会を開催

今日は虹の会主催で「多様性に特化した通信制や定時制高校等の学校説明&相談会」を開催しました。 中学校卒業後の進路については今学校で教えてくれる高校や専修学校は一部しかありませんが、実際にはいろんな進路 …

発達障害が気になる子 通常学級か支援学級かどっちがどうなの?

9月も後半となり、そろそろ来年度の就学先について学校から話をされている保護者の方もあると思います。 発達障害が気になる子どもさんの場合、実際に手続きをされた方は感じておられると思いますが、決定までのプ …

「マルティプルインテリジェンス理論」好きなことを思いっきりやることが大事

学力とは何か? 学力はどうやって評価するのか? 子どもは何のために学校へ行くのだろう? 行かなければならないのだろう? 何のために勉強するのだろう? しなければならないのだろう? この疑問に明確に答え …

【ゆたぼん父手記】わが子を批判する「学校へ行った大人たち」へ

学校に行くのがよくて行かないのが悪いのでもなく、その反対でもない。 自分がどこで何を学び、どこでどう生きるかは自分自身が決めることです。それは子どもだろうと大人だろうと同じです。 「幸せのモノサシを自 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク