文科省は「道徳の教科化によっていじめをなくす」といっていますが、道徳の「教科書」でいじめをなくすことは絶対に不可能です。
道徳の教科書で「不可能なことを可能にする」という考え方が間違っています。これこそが全体主義そのものであり、学校的な指導をやればやるだけいじめは増えていきます。
ましてや、道徳の教科書で授業をしても子どもの自殺を減らすことはできません。
「自分を生きる」「自分を活かす」とは何かを学び、そこから自分で見つけていかなければなりません。
「生徒らしい形」「学校らしさ」という全体主義が浸透した学校、「教育のためだから」という学校信仰、それを理不尽だと思いながらもそれに当てはめることで安心感を得る保護者たち。
学校という「異様な」文化との戦いですね。
さらに、学校を異様にしている、そういう文化を作っているのは私たちだということに気づいている人はほとんどいません。
私はそれを「学校信仰」と呼んでいます。
学校だけがすべてではなく、多様な場で多様な学び方があります。
自分には関係ないと避けることが自分を守る最善の対処法である。
これがいじめを生み出している理由です。
だから、これまでのいじめ対策では絶対にいじめはなくせません。
日本の学校から「いじめ」が絶対なくならないシンプルな理由
日本の学校から「いじめ」が絶対なくならない理由とは?
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執筆者:azbooks