キャリアカウンセラーの荒尾俊樹さんが、不登校についての考え方や対応方法をまとめておられます。
不登校について、私の考え方ともほぼ一致しています。
※ただし、私は「不登校」という用語は不適切だと思っているので、極力使用を避けたいと思っています。
「不登校を治す」とか、「不登校を克服する」というのも、偏った不適切な使い方です。
1.不登校とは、子どもが不登校になる理由、その対応方法
・疲労・ストレスに対する主な対応方法
・学校が合わないときの主な対応方法
2.親子関係から見る不登校
・不登校に対する親の不安を軽減するには
・子どもの成長や変化を伝えてもらえる
・進路や進学の情報を整理して教えてもらえる
・学校に行かなくても育っていった人たちの事例を知る
・不登校を受け入れられるまでに時間がかかっても良いことを知る
3.不登校と発達障害
・そもそも「発達障害」とは何なのか
・発達に特性のある子どもが不登校になったとき、まず気をつけないといけない点
・将来の見通し(将来はどうするのか)
学校へ行かないことは悪いことではありません!
これまでも繰り返し言っていますが、子ども本人も親御さんも、学校へ行っていないことで自分を責める必要は全くありません。
というか、子ども自身がそのような態度や行動で表していることを喜んでもいいと思います。
このようなことを言うと、学校を否定しているように受け取る人もいますが、そうではありません。
もちろん、学校へ行きたい子は行けばいいです。
しかし、今の学校に合わない子もいることを認めるべきです。
学校へ行かない子や職場に馴染めない人のことを「社会性がない」とか「協調性がない」とか「社会不適合」という呼び方がありますが、これもまた間違った見方です。
学校や職場に合う合わないは個々の問題ではなく、環境の方に問題があるのです。
一人ひとりが自分に合った学び方をすればいいんです。
自分らしく働けばいいんです。
そのためには、多様な学べる場を作っていく必要があります。
多様な働く場を提供していく必要があります。
学校へ行くか行かないかの二者択一ではなく、自由に学んだらいいんです。
自分に合った働き方を見つけていくことが大切です。
「不登校」は個人の問題ではなく、社会の問題なのです。
このように考えたら、何をどのように改善していけばいいか分かるはずです。
さらに、「不登校」に病名をつけてクスリを服用させて学校に行かせるなどといったのは、児童虐待です。
これまで私が関わってきたケースでも、親の不安、特に進路や進学、将来の見通しについての不安が大きいと感じています。
親の立場からすると「いつまでこのままにして良いのか」というのはごく当たり前の不安です。
このような親の不安が少しでも軽くなるようにと、県内各地で親の会の活動が行われています。
今日は米子、明日は松江の親の会に行ってきます。
今年は、親の不安を減らせるような全県的な不登校の集いを実現しようと考えています。
ご意見、ご感想がありましたらこちらからメッセージをいただけるとありがたいです。
【改訂版】子どもはなぜ不登校になるのか -キャリアカウンセラー・荒尾俊樹さんに伺いました
子どもはなぜ不登校になるのか、その理由と対応方法
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執筆者:azbooks