教育

本田秀夫先生「自閉症スペクトラムの二次障害の発現と予防のために」

投稿日:

本田秀夫先生が自閉症スペクトラムの「二次障害の発現と予防」のための対応の仕方について簡潔にまとめています。
(以下、基調講演の内容から抜粋)
・幼児期までにわずかにでもASの特性が認められた場合、成人期に達してもASの特性が皆無にはならない。
・二次障害を防げると比較的良好な社会参加が可能。
・「普通のASの大人」として社会参加を保障される必要がある。
・どのような就労があるかは本人の問題ではなく、社会システムと経済情勢によって左右される。
では、なにをどうしたらいいのか?
・自律スキルとソーシャルスキルをバランスよく育てていく
・子どもが意欲をもって取り組めそうなことを大人が提案し、その提案に子どもが同意した活動を繰り返し行っていく。
・「支援つき試行錯誤」が重要。
・ASの人の得意・不得意が、他の社員の得意・不得意と相補関係となる会社が見つかれば一般就労も可能。
二次障害が出現した場合
・二次障害は「本人にとって不適切な環境」に置かれたことに対するストレス反応。
・二次障害が出現した場合の原則は休養。
・不登校を例にとると、学校が体制上の工夫を全くせずに本人の登校努力だけを強いるのは、休養を保障せず訓練を強める対応であり、二次障害を悪化させる。
・本人の休養を保障し、本人が生活しやすくなるよう環境の調整を行うのが正しい対処法。
・薬物療法を行うこともあるが、あくまで補助的なものと位置づけるべき。
要するに、診断よりも周囲が二次障害の予防をしていくことの重要性があるということ。
特性を理解し、個に応じた環境整備と適切な対応があれば二次障害を防ぐことができるということです。
自閉症スペクトラムの理解と支援
本田秀夫教授による注意欠陥・多動性障害(ADHD)への支援と治療
子どものこころ診療部セミナー本田先生の講演動画まとめ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

政府の一斉休校要請に対する「反乱」が、学校現場の変化につながるかもしれない

「文科省や教育委員会から指示が出ていない」 「うちだけが休校するわけにはいかない」 これが一斉休校を実行した大きな理由です。 各自治体、各地教委はコロナが拡大することを心配しているのではなく、自分が責 …

フリースクール授業料を北栄町が全額助成することに決定

鳥取県内には、市町設置の教育支援センター(適応指導教室)が10教室あります。 また、県教育委員会の定めた「不登校児童生徒を指導する民間施設のガイドライン(指針)」に基づいた運営のもと、県から補助金の交 …

夏休みの終わりに子どもを死なせないために「学校の息苦しさこそ変えるべき」

学校がしんどい子は無理して行かなくてもいい。 でも「学校には行かなくてもいい」というだけでは無責任です。 じゃあ学校に行かない子どもはどこで過ごせばいいのか? 親が仕事を休んで子どもといっしょに家で過 …

広島の中学校で自殺した生徒「どうせ言っても先生は聞いてくれない」

自殺した生徒は、「どうせ言っても先生は聞いてくれない」と保護者に話していたそうです。 この生徒は、長い間どんなに苦しんでいたかと思うと、ほんとうに心が痛みます。 生徒が専願での高校進学を望んでいたのに …

学校なんて必要ない 学びの場はどこにでもある

これまでの「やらされている押しつけ教育」では、個の確立は不可能です。 これからは、個人が自分のやりたい学習内容と自分に合った方法を選択する時代です。 子どもはもちろん、大人だって私たち一人ひとりには、 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料