教育

松谷くんの学習障害はiPadを使うことで障害ではなくなります

投稿日:

iPadの使い方は保護者も勉強して子ども本人が使えるようにしていく必要がありますが、学校からは「教室でiPadなどの機器を使ってもいいよ。」といってもらうだけでいいのです。
特別にモデル校などで実践して教員の負担を増やすようなことをしなくても、「持ってきていいよ」と言ってもらうだけでいいんです。
松谷くんの学習障害は、字を書いたり読んだりすることが難しい障害です。
松谷くんは、みんなと同じように紙と鉛筆で勉強をすることが出来ず、「自分には価値がない」とまで思いつめてしまい、不登校になってしまいました。
ある日、松谷くんは「DO-IT Japan」のプログラムに参加しiPadと出会いました。
「これだったら勉強ができる! 作文が書ける! 本が読める!」と思いました。
「iPadは僕にとって教科書であり、ノートであり、鉛筆であり、消しゴムです。
松谷くんにとってiPadは勉強をするための大切な道具なのだと言っています。
しかし、学校がなかなかOKしてくれなかったためにiPadを学校には持っていけませんでした。
先生からは「これが壊れたらどうするの?」とか「ずるいと言われたらどうするの?」などと言われました。
「DO-IT Japan」の先生から学校側に説明をしてもらい、やっと持ち込めるようになりました。
障害のある人、障害のない人、得意分野、不得意分野など、全員が全く同じではありません。
だからこそ、自分にあった学び方の選択が出来る環境が必要なのではないかと、松谷くんは問題提起しています。
大人の人へ「もっと頑張ったらできるんじゃないの?」とか「なんでできないの?」とは言わないでください。
「なんでできないの?」それがわかっていたら、僕たちはこんなに苦しい思いをしてこなくてもよかったと思います。
「なんでできないの?」ではなく「どうやったら一緒にできるようになるか、一緒に考えよう!」って、僕も言ってほしかったです。
読み書きを頑張らせることで、学ぶ機会を奪わないでください。
悪気がなくても、からかったり笑ったりすることは十分に有り得ます。
大人が、こうした障害を理解した上で、子ども達に説明することも必要です。
松谷くんのスピーチはこちらから見ることができます。


なぜできないの?と言わないで…学習障害の少年が感じる日本の教育の欠点とは

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

学校の勉強や仕事もゲーム化したら面白く取り組める

小学生の子どもが遊んでいるゲームタイトルのランキング 1位「フォートナイト」 2位「Minecraft」 3位「あつまれ どうぶつの森」 なぜ子どもも大人もゲームにハマるのか? でも、学校の勉強や仕事 …

個を犠牲にしてまで集団を維持するのは間違っている

「みんなと同じ」「みんなができる」ことほど気持ち悪いことはありません。 しかし、多くの人は「みんなと同じ」平均的な日本人でありたいと思っています。 そんなにみんなと同じになりたいのでしょうか? 優先す …

小学校で「弾道ミサイル落下時の行動について」という通知が配られた!

小学校で「弾道ミサイル落下時の行動について」という通知が配られています。 こんなものが教室で子どもたちに他の手紙と同じように、本気で配られるなんて、ホントに日本の国はどうかしているとしかいえません! …

日本の国語・算数・数学教育の問題点をズバリ言います!

そもそも算数・数学って何なのか? 国語教育で身につけるべき力とは何なのか? なぜ、日本の学校では算数・数学・国語嫌いの子どもを産んでいるのか? 多くの学校では、そこまで考えてカリキュラムを作ってはいま …

文科省「不登校に関する実態調査」平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書

実は文科省が「不登校に関する実態調査」で不登校のきっかけについて「当事者への調査」を平成18年度に実施し、平成26年には不登校生徒に関する追跡調査報告書をまとめています。 この報告書は不登校理由も多様 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料