NHKがまた発達障害のことをやっていた
「苦手」なことの克服
「得意」なことを伸ばすほうが「苦手」は小さくなるはず
「得意」を無視して、
「苦手」なことに意識を強く持たせる社会
苦手なことがあることを発達障害という日本。
まさにその通りです。
苦手を克服するのではなく、得意を伸ばす。
好きなこと、楽しいことを広げる。
「特性」を「治す」のではなく、本人も周囲もうまく付き合う。
「障害」は本人にあるのではなく、社会の側にある。なので、そもそも「障害者」「健常者」などという概念すらないのです。
さらに、発達障害や精神障害を投薬によって治療するなどあり得ない。
投薬による副作用(これを医者や製薬会社が「副作用」という「責任逃れ」の表現を使っていることも間違い。薬はすべて「作用」するというのが正しい)がさらにひどい症状を引き起こしている。
精神科医と製薬会社が症状を悪化させているといってもいい。
「障害」という概念を正しく捉えること。正しい知識を理解し、個々に応じた付き合い方、対応のしかたを変えれば、すべての人が「自分らしく」生きていけるのです。
そもそも発達障害の「障害」は本人の内にあるのではなく、外にあるのですから、投薬によって内を治療することは間違い。
「障害」は障害ですらないのです。
幼い子どもへの安易な投薬がどんなに危険かということを広く伝えていく必要があります。
医者の言いなりになるのではなく、親も教員も科学的な根拠に基づいた「正しい知識」を勉強する必要があります。
ひとつだけ言えるのは、「今の医療」では発達障害は治せない、治す必要もない。必要なことは、個々の環境整備と適切な対応の2つ。
対応の中には、本人が自分の「特性」を理解し、うまく付き合うことも入ります。
『うつに非(あら)ず うつ病の真実と精神医療の罪』野田正彰著