教育

学校を休むことは何の問題もありません

投稿日:2015年12月23日 更新日:


教育行政は学校を休むことを問題にしています。
その考え方自体が間違っています。
「不登校=悪いこと」
「不登校の子ども=悪い子ども」
という考え方こそが問題なのです。

子どもたちは学校を休めないことに苦しみ、親御さんも子どもが学校に行っていないことに罪悪感を感じています。
学校のありかたを含めたすべての子どもを主体とした制度でなければ、全く意味がありません。
この法案では、営利目的の事業所の参入による「第二の学校」を作るだけに終わってしまいます。
すでに、「不登校ビジネス」で高額な相談料を設定している業者やフリースクールも現れています。
フリースクールの中には、補助金で賄っているところもありますので、行政の顔色を見ながらの運営になっているところもあります。
そもそも今の学校制度に無理が生じているのですから、そんな学校に行かなくたっていいのです。
学校に行かせることが目的ではなく、すべての子どもたちに教育の場を保証するのが国の義務なのですから、そのような制度を作っていかなければなりません。

言い訳ばかりの教育行政、時間がない忙しいで片づけている学校現場、それに不満を持っている保護者達。
このような状況や関係を修復することが必要です。
口先だけいいことを言って中身がありません。
個人の努力だけでは限界に来ています。
そのためにもみんなが連帯して、子ども主体の教育制度に変えていかなければなりません。
そのためにまず必要なことは、子どもの思いを聴くこと、保護者の願いを受け止めることなのですが、この段階までいっていないのが現実です。
まずは、そのような場の設定から始める必要があります。
その一方で、教育現場の多忙の改善も求められます。
そのためには、必要のない切れる仕事をバッサリ切り捨てることです。
みんなで取り組めば、できないことではありません。

不登校の子どもが危ない!STOP!「多様な教育機会確保法」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

東大生の1日を50円で買ってくれませんか?って素晴らしい

素晴らしいですね。 何かを教えるとか、何か仕事をするとかではなくて、「自分の時間を売る」という方法があったとは、新しい発見です。 4月からの取り組みのヒントになりました。 東大生の小谷さんはもともとは …

教員から黒染めをするよう強要「茶髪で生まれたら普通じゃないの?」

髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府立高校の女子高生が府に対して起こした裁判が、議論を呼んでいます。 髪の毛の色だけじ …

学校外でも「出席」に 不登校児に学びの場提供へ 尼崎市教委

この取り組みは学びの場が増えるということではいいとは思います。 でも、「不登校になった児童生徒」に「学校外」での学びの場づくりという考え方ではなく、「子どもはどこに行って学んでもいい」という考えでなけ …

「過労死ライン」週20時間以上の「残業」は中学校で57・7%、小学校で33・5%に上る

このままでは学校が教員が児童生徒が壊れてしまいます。 教員一人ひとりが「言うべきNO!」をはっきり言うべきです。 教員勤務実態調査 中学教諭残業増 部活、授業増響く 過労死ライン6割「電通だけじゃない …

学ぶことを今すぐやめよう「ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい」

「ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい」クリスティン・バーネット著を読みました。 9歳で大学入学、相対性理論に取り組み、将来ノーベル賞候補とも言われる天才児ジェイク。 ジェイクの両親は、最初特別な支援の …

スポンサーリンク

スポンサーリンク