学校統廃合が止まらない!
倉吉市の小学校の統合(正確には吸収合併)による学校名のゴタゴタで結局市議会の修正動議が可決されて元の学校名に決まった。
この2年間の協議はなんだったのか?
そもそも学校の統廃合は今すぐに必要なのか?
行政は「学校適正配置」を理由に統廃合を進めているが、少子化で子どもの数が減るから学校の統廃合は仕方ない?
そうじゃないでしょ。
行政はなぜ本当の理由を言わないのか?
「小規模校は、経費が割高になって非効率だから、統廃合して学校に関わる経費を合理化する」ためではないのか。
教育予算は増やせない、教員も増やせない。
だから学校を統廃合して予算の削減をする。
これが本当の目的なのではないか。
「市の財政が厳しいからどうか学校の統廃合をさせてくれ」
これが本当の理由ではないのか?
それを伏せたまま「子どものためだから」と言って始められた学校の統廃合。
統合後の学校名を巡って2年以上も協議してきたことがわずか3時間の臨時市議会で覆えされて終了。
そこには「子どものため」なんか考えられていない。
「子どもたちにとって最善の教育とは何か」なんて考えられていない。
結局は大人たち、議員たちの責任逃れの決着でしかない。
個人的には学校名はどうでもいいと思う。看板だけ掲げても中身がないのではなんの意味もない。
大切なのは学校名ではなく教育の中身、「本当に子どもを大切にした」学校教育の仕組みつくりだ。
学校はなんのためにあるのか、子どもが子どもらしく学び遊べる環境つくりのために私たち大人は何をすべきかを問われているのです。
下の記事は倉吉市で学校統廃合の議論が始まった5年前に書いたものです。
倉吉市の小学校適正配置の目的は「子どもたちにとってより良い教育環境を作る」こと