斎藤環さんの考え方には全面的に賛同します。
ひきこもりの「着地点」を見つけるためのアプローチの方法も具体的で納得できます。
ひきこもっている人たちは、「世間に合わない自分がが悪い」みたいに思いがちな傾向があります。
社会もひきこもり当事者の自己責任として片付けていることもあまりにも乱暴です。
しかし、その価値観こそが間違いであるという認識を広めていく必要があります。
「ひきこもっている人は価値がない」「障害者には価値がない」「不登校は悪」というような風潮もまた間違っています。
だからこそ、何もしてなくても自分に価値がある、存在そのものに価値があるということを正々堂々と発信し続ける必要があります。
それと同時に、ひきこもっている人が自分に自信をつけられるようなサポートも必要です。
当事者、家族、理解者など多くの人たちが連帯することによって、価値観の一発逆転は可能です。
それは、ひきこもり当事者のためではなく、すべての人が暮らしやすい社会につながっていることも伝えていきます。
「このゆびと~まれ!」で連帯の輪を広げていきます。
「ひきこもり」救出マニュアル〈実践編〉 (ちくま文庫)
ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)
「ひきこもりは連帯すれば一発逆転できる」斎藤環さんインタビュー
「ひきこもりは連帯すれば一発逆転できる」斎藤環さんインタビューより
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執筆者:azbooks