教育

不登校の生徒に廊下で試験を13年間続けた福岡の中学校、こんな学校はなくした方がいい

投稿日:


福岡県筑後地区の中学で2018年、不登校などで教室に入れない生徒数人の期末考査を、保健室前の廊下で受験させていたことが分かった。非行で校内が荒れた時代に、問題があると学校が見なす生徒を教室に入れない目的で始め、後に不登校生についても同じ対応をするようになったという。このようなことが少なくとも13年間続いていたという。

廊下で受験した男子生徒の保護者によると、生徒は登校できず、校内の相談室に時々通っていた。18年11月、期末考査を受けるよう学校に促され、不登校などの数人が登校。保健室前の廊下で、窓に向かい並べられた机で試験を受けたという。体調が悪く保健室内で受けた生徒も含め、養護教諭が監督した。
 後日、説明を求めた保護者に、当時の校長は「学校が荒れていた頃、規律を守り授業を成り立たせるために始まった。今は空き教室がないことや教員不足が理由」と話したという。19年1月の実力考査から相談室で受験するよう改善した。

 保護者は「冬の廊下は冷え切り、息子は震えていた。子どもの精神的な苦痛は大きい」と話す。
 保護者は全校への説明と謝罪を求め、学校側は今年3月、男子生徒の卒業式の際に「生徒の人権への配慮が不十分だった」などと謝罪する文書を配った。
 西日本新聞の取材に、現在の校長は「本年度は空き教室があるが、空き教室がない年度もいずれかの部屋でテストを実施したい。教員不足については学年を超えた教諭連携など工夫している」と話した。

不登校の生徒に廊下で試験…13年間続けた中学が謝罪 冬は冷え切り「息子は震えていた」
怒りしか出てきません!
怒りしか出てきません!
生徒のことをなんだと思ってるんだ。
こんな学校は要らない。なくした方がいい。
校長は「学校が荒れていた頃、規律を守り授業を成り立たせるために始まった。今は空き教室がないことや教員不足が理由」だという。
学校が荒れていた原因は学校側にあるのでは?
何のために規律を作り、守らせる必要があるのか?
授業を成り立たせられないのは、なぜなのか?それは生徒側に理由があるから?
空き教室がなければ、廊下という発想しかでないのか?
教員不足の中で工夫するのが校長の「プロ」としての役割、仕事なんじゃないのか。
養護教諭が監督したというが、それが養護教諭の仕事なのか?
教員以前に「人として」許せることではない。
しかも、これが13年間もの間当たり前のことになっていた?
その間「これはおかしい、間違いだ!」という教員は一人もいなかったのか?
これが、学校という組織か。
もう完全に学びの場の体をなしていない。
こんな学校なんか要らない。なくした方がいい!
このようなことは、多くの学校で起こっています。この事例も氷山の一角です。
これは、この中学校単体で起こったことだという捉えではダメだと思います。
学校教育システムそのものの欠陥だと考えます。
謝罪だけではなく、なぜこのようなことをしたのか徹底究明が必要だと思います。
2学期の始業式前後に自殺する子どもたちの “SOS” を見逃さないで

今、本当に学校ですべきことは何か?

オンライン授業なんかどうでもいい。
そこに必要なのは一律一斉に勉強やテストを強制することではなく、安心して信頼し合える「つながり」です。
「ここにいても大丈夫なんだ」という安心感を作っていくことです。人と人との温かさ、やさしさ、ほっとできる場と関係性を作っていくことです。
学力格差をどうする以前に、もっともっと考え、変えていきべきことは山積みです。
学校が休校になり、膨大な宿題を持ち帰って親子の対立が深まっています。親も必死になってその宿題をさせなければと必死になっています。でも、今やるべきことはそれじゃない。お互いが安心して「ここに居ていい」という環境を作ることです。
学校再開を前に、コロナ対策で制限や規制がこれまで以上に厳しくなる学校現場。教員からの注意も増えることが予想されます。それによって生徒間の注意、指摘も増えるのではないか、相互監視の目が強くなり、排除される子が増えていくのではないかと心配しています。
巷では県外ナンバーの車への嫌がらせ、マスクをしていない人に対する自粛警察、日本全国監視強化。それが学校という狭い空間で行われないことを願うしかありません。
就学前からの「入学準備」や「入学までのしつけ」がいじめや暴力を生んでいるわけ
オンライン授業、学力格差どうのこうの以前に、もっともっと考え、変えていくべきことは山積みです。
このような「学校には行かない」といっている子の方が正常な判断と行動をしていると思います。
これをなんとも思わなくて13年間も続けてきた学校現場、「おかしい」とも「NO!」と気づけない、気づいていても声に出していえない教職員。
このようなことに対して「NO!」と言える子の方がよっぽど健全に育っていると思います。
新型コロナによる学校再開後に学校が本当にすべきことは何か?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

教員個人が「一人では無理、助けて」といえる環境作りが必要

学級担任一人でできることには限界があります。 現状では「いじめの要因は担任の責任である」という見方があることも確かです。 教員個人が「助けて」といえないから問題を隠すことにつながっていきます。 そのた …

「至誠にして動かざる者は未だ之れあらざるなり」松陰先生の言葉

今日はまた新たな出会いがあり、松陰先生の言葉を確信しました。 「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」 「心を良い状態に保ち …

いじめ・不登校は大人の問題 大人の本気度が問われている

6年前に中学3年生だった次男、真矢くんが「友だちのことを護れなかった」という遺書を遺し自殺で亡くされた篠原さんの講演でした。 いじめ、不登校は、子どもたちを追い詰めている私たち大人社会の問題です。 い …

2020年度開始の新学習指導要領で小学生の負担が最も心配

2020年度から始まる新学習指導要領で最も心配されることは、小学生の負担が増えることです。 ・道徳の教科化 ・5、6年生の英語が必修化。 ・新たに3、4年生に「外国語活動」 ・プログラミング学習の必修 …

不登校を生まない組織的対応のシステム作りが全県的にどこまで進んでいるのでしょうか?

平成29年度第2回いじめ・不登校対策本部会議概要には「新規不登校を生まない取り組み」について、2つ目の項目に「支援会議を核にした組織的対応のシステム作りについて」 ・子どもの実態把握と支援の方向性の共 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク