社会問題

ポケモンGOで「ひきこもりの人が外に出る」とは間違い

投稿日:

異様な光景だとしか見えない。
どこがそんなに面白いのかさっぱりワカラナイ。
ポケモン完全アウェー!オジサンの複雑心中
「何かがいい」となれば、すぐにその情報に飛びつく日本人。
流行りのものについていかないと取り残されるかのような恐怖さえ感じている日本人。
本当にどうかしているとしか言えません。
ポケモンGOで「ひきこもりの人が外に出る」とは全く間違った認識です。そうとはいえません。
ひきこもりの当事者たちはポケモンGOへの意欲さえ持てない人がいることも現実。
引きこもる人たちの状況は、背景も障壁も千差万別、様々です。
ひきこもりの人にとっては、ひきこもりは必要な期間なんです。
その期間は人間としての成長がストップしているのでも挫折でもなく、社会に何らかの違和感を感じて「自分の生き方」を真剣に見つめているときなのです。個の中では成長しているといってもいいです。
世間ではひきこもりを自己責任として片付ける傾向が強いですが、自己責任ではなく社会の責任、「社会環境がそうさせている」という認識が必要です。
そのような状態の時に「世間の常識」を迫られることほど苦しいことはありません。
ひきこもり状態が長く続くことで、家族の人は、「いつまで待てばいいのか?」と不安になり、あれやこれやの手段を使って「外に出させよう」としますが、これが一番いけません。
「待つ」ことは大変つらく忍耐も必要ですが、ただ「待つ」のではなく、家族がいろいろな人と関係を作ってそこから情報を集めたり勉強したりしながら待っていること、「世間の常識」で当事者を見るのではなく、何よりも本人が安心して過ごせる場を保証することが必要です。それが当事者の気持ちを受け止めた適切な対応です。これが社会的責任を果たすということです。
家族や知人を通じて、安心できる関係性が作れたらそこから本人は一歩前に進むことができます。周りの評価ではなく、本人にとっての「一歩」であることが大事です。
ひきこもりの「出口」は外に出ることではなく、誰かと安心できる関係性を作ることです。その安心できる誰かは絶対にいます。
人は安心して話ができる人を求めています。
それは自分のすべてを受け止めてくれる人です。
安心できる人との関係性が作れたら、自ら行動を始めます。
ポケモンGOのどこがいいのか分からないけど、ゲームが外に出るきっかけになる人もいるし、そうでない人もいるというだけのことです。
ポケモンGOで「日本の引きこもりが外に出る」は本当か

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

引きこもり状態にある人たちの高年齢化が進んでいる

ひきこもり男性の26%は、発達障害の可能性が高い。 徳島大学の調査で、「広汎性発達障害」と年々高年齢化、長期化する「引きこもり」との関連性が報告されています。 山梨県では「ひきこもり」該当者のうち、4 …

ひきこもりに対して想像力が働かない人、無関心という困難に挑む

2018年5月19日に「NPO法人Node」の設立記念イベントが開催されました。誰もが孤立せず、安心して生きられる社会を目指すため、ひきこもりなどの当事者活動をしてきた人たちが集まって設立したNPOで …

いじめに関する教員対象アンケート報告結果

いじめに関する全国15都道府県30の小・中・高校生を対象に調査を実施し統計を取った資料、学校事件事故の調査・検証委員会についてや教員向けアンケートも見られます。 以下、教員対象アンケート報告から一部抜 …

「ひきこもりである」ことが解決のひとつでもある

ひきこもりの在り方は、同じ日本の中であっても、じつに多様であるといわなければなりません。 コミュニケーションに飢えているひきこもりもいます。 コミュニケーションをとことん避けているひきこもりもいます。 …

原発事故の完全解決と被災地の復興とは何か?

東京地検は9月9日、東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発された当時の東電幹部や菅直人元首相など政府関係者ら計42人について全員を不起訴とした。 事故を検証した国会事故調 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料