健康

「大人の発達障害」当事者会の国内初の調査報告で30~40代男性が突出

投稿日:

発達障害の二次障害によって学校に行けなくなる子が在るように、それが背景にあって引きこもり状態になっている人もいます。
中には50代や60代の引きこもりの人もあります。
さらに、多くのケースでそれを自己責任として片付けているのですが、社会の責任として社会環境の改善を進めていき、社会参加のきっかけを作っていく必要があります。
今はそれを福祉の分野が担当しているのですが、年齢が高くなればなるほど相談に行きにくくなります。
本当の意味で相談しやすい窓口にするにはどうしたらいいのか?
まずは、担当窓口の「上から目線」「してあげてる支援」の意識をなくすこと。
それには、当事者に寄り添い、彼らの思いをしっかり聴ける「人の配置」と「人の教育」から見直していく必要があります。

発達障害の当事者は、コミュニケーションが苦手な人が多い。広汎性発達障害の方は空気が読めないとか、ADHDの人はミスが多く、衝動的で対人トラブルを起こしやすいとか、学習障害の人は読み書きが苦手で書類作成に手間取るとか、仕事上問題を抱えたり、就職戦線に敗れて行き場がなく困っている人が多いのに、支援する社会資源も非常に少ない。だから、当事者会や居場所に来て、自分たちで打開しようと、必死に社会とのつながりや疾患への悩み、就労の情報共有を持とうとしているのではないか

「大人の発達障害」当事者会の国内初の調査報告 参加者は30~40代男性が突出
親は「普通の子でないと不幸だ」という価値観があり、障害者に対する偏見があるのはもしかして親なのかもしれない。
だから、この子は「障害を一生背負っていかなくてはいけない」と、否定的に考えてしまいます。
人は誰しも絶対に自分一人では生きてはいけません。
だからこそ、親も本人も自分の「特性」を知って上手く付き合っていくためにも「こういう場面では助けてください」と伝えやすい環境作りが必要です。
そのためには、一番近い環境である親の理解が大切です。親自身が学習でき、安心できる居場所が必要です。
子どもが傷ついているのに気づかない親

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-健康

執筆者:

関連記事

厚労省は、遅くとも2007年から病院勤務医不足・看護師不足を認識していた

厚労省は、遅くとも2007年から病院勤務医不足・看護師不足を認識していたにも関わらず有効な手を打って来ず、医療現場はそのときから崩壊寸前だった。今回それが新型コロナをキッカケに一気に噴出しただけの話。 …

新型コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡数が大きく減少した理由

「新型コロナ」で大騒ぎした2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少したことが22日分かった。 その理由として「新型コロナウイルス対策で他の感染症が流行せず、コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡 …

新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の不具合4カ月以上放置されていた

新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性をスマートフォンに通知してくれるアプリ「COCOA」が機能しなかった4か月は、くしくも政府が「勝負の3週間」と位置づけた時期や、年末年始に感染者が急増して11 …

不登校やひきこもりは病気ではありません 発達障害はクスリで治りません

「不登校やひきこもりって病気だよ」っていう「専門家」がいる。 「発達障害はクスリで治る」っていう医者がいる。 それを信じてクスリを飲ませている親がいる。 親や教員など周囲のものにとって都合が悪いと病気 …

大阪大学元総長 平野俊夫氏「なぜCOVID-19はこれほど恐れられているか?」

大阪大学元総長・平野教授によるコロナウイルスの解説です。 「インフルエンザでさえ毎年60万人の人が世界で死亡しているのに、なぜ新型コロナウイルス感染症は恐れられているのか? 季節性インフルエンザとなに …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料