教育

小学校での課外活動における飛込指導に係る鳥取県教育委員会の方針等について

投稿日:

禁じられている体育の時間での水泳の飛び込み指導がなぜ行われているのか?にも書いていますが、今回出された「小学校での課外活動における飛込指導に係る県教育委員会の方針」は、妥協案という妥協案です。そこには子どもへの安全面の配慮が欠けています。
これによって混乱するのは現場の教員、これによって犠牲になるのは児童です。
・飛込みができなくなることによって大会への参加児童も減り、競技力の向上に影響が出る。
・課外活動において飛込指導が禁止になった場合、大会によってスタートのルールが異なると学校が混乱するのではないか。
・鳥取県水泳連盟が実施している大会は日本水泳連盟の競技規則(スタートは飛び込みによって行う)に則って実施しており、ルールの変更はできない。
このように、現状の学校プールでの安全対策よりも水泳大会や競技力の向上の方が重視されています。
ここには、羽合小学校で起きた人災の教訓がまったくありません。
小学校での課外活動は、各学校の水深の浅いプールで行われていますが、県教育委員会が開催する飛込指導に係る講習会は、水深の深いプールで行われています。
すべきことは水深の浅いプールでの指導ではなく、プール環境の改善です。
こんな危険なプールでの日本水泳連盟の競技規則に則った飛込指導は、こわくてできません。
子どもにこんな怖い指導を受けさせることはできません。
平成29年5月定例教育委員会「逆飛込の水泳指導に係る鳥取県教育委員会の方針について」(PDF資料)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

12月23日「不登校を話そう!おはなし会」と「倉吉トトロの会」に参加

昨日は「不登校を話そう!おはなし会」と「倉吉トトロの会」に参加しました。 おはなし会は不登校を経験した若者たちが初めて企画した会でしたが、たくさんの方が来られ、思い思いのことを話すことができたと思いま …

倉吉市の小中学校一斉公開の日ですが市民はこの情報を知っている?

昨日、今日は倉吉市の小中学校一斉公開の日です。 朝の活動から放課後まで、授業中だけでなく、給食やそうじなど一日の学校生活すべてを公開しています。 昨日はある小学校と中学校へ行ってきましたが、市民はこの …

高校入試のときの合理的配慮の申請に必要な手続きをまとめました

公立高校の入学試験では障害のある志願者への合理的配慮を申請することが出来ることは知っていますか? 鳥取県立高校を志望する場合も、子どもの特性を踏まえた措置をしてもらうことができます。 平成28年4月か …

ICTの活用は障がい児支援だけが目的ではありません

「そもそも子供はタブレットを使いたかったのか」という視点に立った素晴らしい実践だと思います。 ICT機器の活用は特別支援が必要な子どもたちはもちろん、すべての子どもたちにすべての場で活用できるようにな …

「問わずにはいられない」いじめ被害など遺族らが自費出版

学校でいじめや事件などの被害にあった子どもの遺族ら21人が自費出版しました。 いじめを受けていた当時のことを、生々しくこうつづった。 担任の教師は一度はいじめの存在を認めながら、しばらくして校長の前で …

スポンサーリンク

スポンサーリンク