教育

発達障害の子どもの入級前には担任にしっかり伝えておくことが大事

投稿日:

「教員だから発達障害の知識も理解もあるはず」
「発達障害の子どもの対応もできるだろう」というわけではありません。
もちろん、学校の教員として研修も受けていて、障害名程度は知っています。
しかし、知識も理解度も力量も個々異なります。
その分野への専門的な知識があるとは限りません。
その反対に、知識はなくても、個々の子どもに上手に対応できる人もあります。
教員として一般的な知識やスキルはあったとしても、はじめて出会った子の対応については分からないことの方が多いです。
「合理的配慮」についても、具体的に何をすればいいのか知らない教員だっています。
そこで、親御さんから子どもさんの状態や特性、得意なこと、興味のあること、苦手なことはもちろん、どんなときにどんな対応をしたらいいのか、家庭ではこうしているなど具体的な方法を伝えておくといいです。
家庭と学校とは環境が異なりますが、子どもに発達障害がある場合に学校との話し合いをスムーズに進めていくために「サポートブック」があればそれを見せたりすることも有効です。
子どもさんの様子について担任に細かく伝えていくことによって、その子への対応方法もいっしょに考えてもらうことができます。
私もいろいろな保護者の方と話していますが、子どもの思いや保護者の願いが十分に学校へ伝わっていないと感じています。
なので、保護者が遠慮しないでしっかり伝えることからがスタートなのです。
発達障害の子どもが通常学級に進級する場合、先生やママ友に伝えておくべきことは?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

ICT機器の整備よりも教員の認識、意識を変えることの方が難しいのかも

4年前に教員の負担を軽減するためにも教育のICT化を進めることが必要だと言っていましたが、あれから4年経った今、教員のデジタル機器の活用についての意識が変わっているでしょうか。 相変わらず、スマホやタ …

高校の特別支援教育ではどんなことをしているの?

学校教育法は、特別支援教育の実施について特別支援学校や小中学校だけではなく、「高校もその対象になる」と明記しています。しかし、実際には小中学校の通級指導のような「特別の教育課程」を編成する制度が高校に …

いじめは学校現場、学校環境下での子どもの関係性で起こっているのです!

いじめの対応が不十分のまま子どもの自殺は続いています。 「いじめはどこでも起こりうる」という根本的な考え方が間違っています。 「どこでも起こりうる」ということで、「いじめは起こって当然」のごとく言われ …

文科省から出た「学校再開ガイドライン」の実行は不可能です!

文科省から「学校再開ガイドライン」が出されました。 「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」チェックリスト ・児童生徒等及び教職員の毎朝の検温,風邪症状の有無等の確認を行う準備ができ …

「不登校を問題行動と判断してはならない」を実現するために!

文科省は「不登校を問題行動と判断してはならない」「不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭すること」と通知しています。 しかし、しかし! 鳥取県教育委員会は調査結果として発表した不登校のきっかけとし …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料