教育

日本の学校システム 教育に競争はいらない

投稿日:

「学校は義務じゃない」
学校に行くことは義務じゃないのですが、多くの人は「義務教育」について間違った理解をしています。
間違った理解によって、子どもや親はもちろん、学校や教育委員会も含めてみんなが苦しんでいます。
国が子どものニーズに合った普通教育の場を作るのが義務です。
子どもが学校へ行かないことが問題ではなく、そのような場を作っていない、認めていないことが問題なのです。

「変えよう! 日本の学校システム 教育に競争はいらない」
なぜ教育には競争がいらないか、素晴らしい内容の本でした。
不登校、学級崩壊、受験競争などが欧米で生じないのはなぜか?
日本の教育システムが、不登校、学級崩壊、受験競争を起こしています。
教育システムを変えない限り、永遠にこれらの問題は解決しない。
もっとも重要なものは、教育を受ける側の権利保障と人々が学校を作る自由です。
ただ単に制度批判するだけでなく、変えていくための具体的な提言が書かれています。

「よのなかを変える技術」
多くの人たちが意識・無意識に関わらず世の中のしくみの中に閉じ込められています。
学校や社会に対する不安や不満をとにかく我慢しながらなんとか耐えている人が少なくない日本。
この本では、ソーシャルデザインや社会起業について子どもでも分かるように書かれています。
「世の中のしくみ」を作りだす7つのステップの中で、
・当事者たちとつき合う機会を作る
・当事者固有の価値を発見する
・当事者固有の価値と困ってる人をつないで解決策を生む
ということにすごく共感しました。やる気の出る内容が満載でした。
まったくその通りで、今の私の行動の原動力になっています。

すでに自分の持っている「解答」に対して「それでいいんだよ。」「やったらいいじゃん。」と共感してもらえた本でした。
とても勇気づけられました。
世の中を変えるためには、目の前の現実を変えること。
目の前の現実を変えるためには、自分自身が変わること。
自分が変われば、周りが変わり世の中が変わる。
世の中を変えるアイデアもチャンスは自分自身がすでに持っている

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

日本の外国語教育で必要なのは「出川イングリッシュ」本当の勉強の仕方とは?

日本の外国語教育で必要なのは「出川イングリッシュ」 ・なぜ出川イングリッシュは通じるのか ・言葉より大事なのはコミュニケーション能力 ・英会話は言葉じゃなく「魂」で話すことが近道 何年も英語を勉強して …

発達障害は治すことはできないが二次症状(二次障害)を防ぐことはできる

私も児童精神科医の吉川徹医師と平田さんの考え方には同感です。 「発達障害を根治するために必ず医療を受診しなければならない、という状況ではない」 「医師免許さえあれば、児童の発達に係わる見識が全くなくと …

教科書や新聞記事レベルの文章をきちんと理解できない中高生が多くいる

中学を卒業するまでに教科書を読めるようにすることが義務教育の課題。これって当たり前のことなのですが、教科書や新聞記事レベルの文章をきちんと理解できない中高生が多くいることが、国立情報学研究所の調査で分 …

学校に行くとか行かないとかどうでもいい「不登校」なんてナンセンス

人はいつでもどこでも学び成長している。 だから「不登校」なんて概念はそもそも存在しない。 学校に行くとか行かないとかどうでもいい。 「不登校」なんて用語を作ったことが差別と偏見を産んでいる。 つまり「 …

やる気が出ないときにやる気を出すのにひとつだけいい方法があります 

「子どもが宿題をしない、どうしたらするようになるでしょうか?」という相談をされることが多いです。 私は、やりたくなければやらなくていいと思っています。むしろ宿題がなくなったほうが子どもは主体的に勉強し …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料