ITジャーナリストが書いたこの記事、なんだかなあ。
ゆたぼんさんは動画内で、「学校に行くな」「ロボットになるな」という過激な発言を繰り返している。それに対して、不登校の理由がいじめなどではなく「宿題がやりたくなかった」という理由であること、それにもかかわらず「不登校の子に勇気を与える」と発言していることなどから、批判コメントが殺到している。
YouTuber目指す大半の子が知らない厳しい現実
不登校YouTuber・ゆたぼんの明日はどっちだ
「大きくなったら一億円稼ぐ売れっ子漫画家になる!」
「大きくなったら阪神に指名されて プロ野球選手になってたかし君とバッテリーを組んで二刀流で4番を打つ」
「大きくなったら売れっ子芸人なる!」
「大きくなったら日本一の総理大臣になって本当に国民のためになる政治をする!」
「大きくなったら買い物が不自由なお年寄りのために地元スーパーの店長になる!」
これらの子どもの夢(目標)に大小も上下も優劣もない。
「保護者が子どもに就いてほしい職業」の1位が公務員だった理由は安定性にあるというが、それは保護者の希望だ。子どもの「今の希望」ではない。希望は何度でも変えたっていい。
「YouTuberは安定していると言えるのだろうか?」
はあ?この問の意図はなに?
これは上のどの職種にもいえることです。
会議で居眠りしても、ちゃんと答弁ができなくても、自分勝手で何をやっても辞職しなくてもいい政治家が一番安定しているかもしれませんが(笑)
「好きじゃないことをして稼ぐ」のだって難しい
「好きなことをして稼ぐ」のは難しい。その通り。そして、「好きじゃないことをして稼ぐ」のだって難しい。
野球選手、サッカー選手、料理人、パティシエ、漫画家、役者、芸人、政治家、総理大臣。
なりたい理由はそれぞれだけど、大方は
目立ちたい、人気者になりたい、稼いでお金持ちになりたいと思っているのではないでしょうか。
「なんだか楽して稼げそうだからYouTubeになる」という理由もあるでしょう。
「おかし作りが好きだからパティシエになる」という理由もあるでしょう。
なりたい職種の出発点、なりたい理由はさまざまです。
確かにネットの世界では楽しいことも危険なこともありますが、それはどんなことであれリスクは伴います。
このようなデメリットを強調し批判的な論調はいかがなものかと思います。
まるで「YouTuberなんかなってはダメ!」って言ってるように聞こえます。
子どもはどんな夢を持っていい。それが他者から反対されてもいい。「自分がやりたい!」ということに最大の価値があります。
ちなみに、私は「安定性の高い」地方公務員(公立小学校教諭)を早期退職して「かなりヤバイ」ネットで起業しました。その瞬間給料は0円になります。はい、無収入からの起業です。
なぜ定年まで黙って与えられた仕事をやれば毎月給料日があり退職金がある公務員を捨てたのか?
まあ、これはまたの機会にするとして、、
現在21世紀の松下村塾では「子ども起業家養成プロジェクト」を行っています。入塾料は無料、受講料2時間で500円です。
ただし、入塾希望者は親に500円を払ってもらうのではなく、お年玉やおこづかいなど「自分のお金」を使ってください。
500円の投資がどれだけの報酬になるのか?面白そうだと思いませんか。