教育

支援計画は学校と保護者が話し合っていっしょに作るものです

投稿日:

これって多くの学校で行われているのではないでしょうか。
発達障害はその子のすべてではありません。
発達障害はマイナスでもありません。
得意なこと、苦手なことを含めてその子なんです。障害に目を向けるのではなく、その子を見なくてはいけません。
まずはそういう理解が必要です。
だから、支援計画はパターン化されたものではなく、「その子」に合った「個別」のものでなければいけません。
さらに、作ることが目的ではなく、実行できなければ何の意味もありません。
それが学校の役目、教員の仕事です。
支援計画の作り方について教員研修はしていますし、支援計画がない方が不安ですが、計画なしで済ませている学校が多いのではないでしょうか。
教員も専門の研修はしているんです。
しかし、保護者の方から話を聞くと、実際にそれが活かされていない場合が少なくないと感じています。
子どもの状態を一番よく知っているのは保護者ですから、教えてあげましょう。
支援計画は子どもの実態や保護者の要望も聞いて作成するものですから、学校と話し合って作ったらいいです。
もちろんこのような支援計画をきちんと作って丁寧な対応をしている教員もいます。
そして、子どもの様子や変化を見ながらどのような対応をしていったらいいか試行錯誤の毎日です。
各学校には専門のコーディネーターも配置されていますが、その力量がまちまちなのが課題ではありますが。
中には支援計画や支援会議について知らない保護者の方も多くあり、適切な支援計画の作成もされていないケースもあります。
なので、こうやって情報を共有して自分の子どもが行っている学校はどうなっているのか確認したほうがいいと思います。
個別の教育支援計画の作り方についてはこちらにも書いています。
鳥取県の特別支援教育と個別の教育支援計画について
通常学級か支援学級か?個別の支援計画は誰が作るのか?
支援計画は学校だけで一方的に作るのではなく、保護者がいっしょに作るものです。
一般的にはこのように作成しますが、学校によって様々な形があります。
学校って「みんなちがってみんないい」といいながら実際はそうじゃないんですよね。
みんなに合わせること、空気を読んで協調できる子を求めています。
そんなこと絶対に無理ですよ。
だから、学校って居辛い子だって出てくるのは当たり前です。
そしてさらに、そんな子を「適応させる」ことを目的としたって不可能ですよ。
学校って、このような本質的な理解と適切な対応ができていません。
だったら、自分で自分の道を切り開いていける子を育てていくべきだと思っています。
学校だけが学びの場じゃないですから。
発達障害の子「死ねば分かった?」 理解不足による指導が苦しみに
ふくいを生きる

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

心を開く糸口「まずは本人の価値観にチャンネルを合わせていくこと」谷口仁史

昨日は、米子であった不登校・ひきこもりの親の会「つながろう会」主催の谷口仁史さんの講演会「不登校・ひきこもり 訪問支援からみえてきたこと~子どもの心と命を守る~」に参加しました。 谷口さんの「子ども・ …

こうすれば教員も「行き過ぎた指導」をしなくてもよくなる

福井の中学校の事件の背景には「学校信仰」「学校宗教」があります。 進学や就職というたった一本のレールの上に置かれて、そこから外れることが許されない。学校に行くことを強制され、教員の命令に従わされ、意見 …

4月の早い時期に「支援会議」や「個別の支援計画」の相談をしておきましょう

いよいよ新学期が始まります。 新年度を迎えて、各学校では新しい教職員で新体制でのスタートが切られました。 どんなクラスになるのか、新しい担任は誰なのか、学校の雰囲気はわが子に合っているのだろうか? 親 …

8月25日に虹の会主催で不登校は不幸じゃない2019in鳥取県」開催

7/29の不登校は不幸じゃない2019in鳥取県プレイベント、今回もいっぱい聴いていっぱい話しました。 話を聴いているだけでなんだか元気になる、そして会場に入ると仲間になれる、そんな会です。 初対面の …

鳥取県内の不登校やひきこもりの親の会のご案内

鳥取県内の不登校やひきこもりの親の会についてのお知らせです。 鳥取県にある不登校児童生徒、ひきこもり青年や家族を支援する自主的で自由な会です。 同じ悩みを持つ親同士や支援者が、かまえずに話せる場があれ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料