教育

文科省・鳥取県教委の考える「不登校児童生徒を支援する上での基本的な姿勢」

投稿日:2018年10月12日 更新日:

平成28年9月14日に文科省から県教育長宛に出された通知があります。2年前のことです。
不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)
「不登校児童生徒を支援する上での基本的な姿勢」として

・不登校を「問題行動」と判断してはならない。不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭する。
・不登校児童生徒が「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではない。
・不登校の時期が学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。
・「関係機関」が情報共有し,組織的・計画的な,個々の児童生徒に応じたきめ細やかな支援策を策定し社会的自立へ向けて進路の選択肢を広げる支援をすること。
・その環境づくりのために適切な支援や働き掛けを行う必要がある。
・一人一人の状況に応じて,教育支援センター,不登校特例校,フリースクールなどの民間施設,ICTを活用した学習支援など,多様な教育機会を確保する必要がある。
・学校への支援体制や関係機関との連携協力等のネットワークによる支援等を図ることが必要。

これらが現実としてどこまで進んでいるのでしょうか?
2年前と今と何がどのように進展しているのでしょうか?

依然として、鳥取県でも不登校児童生徒の数は年々増え続けています。
全国平均データの比較が好きな行政ですが、鳥取県の「不登校出現率」は全国平均と比べて小中高校ともに上回っています。特に高校での上昇率が高いです。
「出現率」という表現も不適切です。
しかし、具体的な対策として場の設置や支援人材の育成や配置はほとんど進んでいません。
目の前に困っている子がいるにも関わらず、支援体制は十年前からほとんど変わっていません。
中には不登校児童生徒の支援のために組織の充実が図られた自治体もあり、対応の効果が出ている学校もあるとのことですから、それらを共有し多くの自治体や学校で実践されることを望みます。
何をもって不登校の解決とするかはいろいろな考え方がありますが、自治体や学校の取り組みによって改善に向かっている事例もあるとのことなので、それらの情報も共有していきたいです。
これらの課題も「行政との意見交換会」や「県民のつどい」でも取り上げる予定です。
「県民のつどい」を開催する目的は、子どもと保護者の声を真摯に聴いて、学校への支援体制や関係機関との連携協力等のネットワークを鳥取県で広げていくことです。

いじめ・不登校についての関連資料

鳥取県いじめ・不登校総合対策センター

「平成28年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果と今後の取組について」(PDF)


「平成30年度第1回いじめ・不登校対策本部会議の概要について」(PDF)
鳥取県教委 情報・資料提供
「不登校児童生徒の『出席扱い』等についてのチェックリスト」
「不登校児童生徒を指導する民間施設のガイドライン」
「不登校のサインを見逃さないためのチェックリスト」ほか

鳥取県八頭町教育委員会
「不登校児童・生徒が民間施設において指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱い等に関する要綱」
東京都教育委員会
不登校児童・生徒への支援の在り方について
高知県教育委員会
不登校児童生徒の学習評価及び指導要録上の出欠の取扱いについて (PDF)
京都市教育委員会 
不登校児童・生徒の指導要録上の出欠の取扱い等に関する要綱

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

12月23日に不登校経験者によるによる「不登校を話そう!おはなし会」と「トトロの会」同時開催

12月23日(日)は13時30分から若者3人の主催による「不登校を話そう!おはなし会」、14時から倉吉トトロの会が同じ場所で行われます。 この若者3人は12月1日に県民のつどいでパネリストとして発表し …

教育の目的は自立、「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」

「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」(明治図書)を読みました。 教育の目的は「自立」「生きる力をつけること」っていわれますが、それをどこまで分かって教育に関わっているでしょうか? 「自立」 …

倉吉で「特別な支援を必要とする子どもたちの明日を語る会」開催

私もこの会の開催がここまで遅れたことに、県の関係者の本気度の弱さを感じました。 というか、本気で特別支援教育を進めていく意思があるのかさえ思いました。 「諸般の事情で開催が遅れた」という「お断り」から …

古林紀哉さんの自閉症児向け絵カード作り方講座

昨日の虹の会でも話題になっていました。 古林さんは野村総研を退職し自閉症の子どもさんのために起業されました。 自分で開発した支援グッズを作っているすごいお父さんです。 自閉症の子どもさんには絵カードを …

「教員の常識は、社会の非常識」そうなるのも当たり前の世界が学校というところ

「教員の常識は、社会の非常識」まだまだあります。 怖いのは、それを本人たちが気づいていないこと、気づいていてもそれを変えようとしないこと。 変えようとしたら自分の立場が危ないので、流れにまかせて自分の …

スポンサーリンク

スポンサーリンク