社会問題

日本のいじめ対策は間違っている 「いじめのストッパー」になるには?

投稿日:

自分の意見をはっきり述べて自己主張する者が排除の対象になることが、いじめの構造そのものです。
周りに流されて保身に走る大人こそ、いじめを許している張本人です。
「空気を読め、みんなに合わせろ」と教え込まれた子どもが自己主張できると思いますか?
このようなことを放置しておいて、「いじめをなくそう」と言ったって説得力はありません。
これだけがんじがらめに縛られている学校で歪が起こらないわけがないです。
「いじめ対策がどうの」ではなく普段の関係作りからです。
桃歌さんのように、自分の意見を堂々と言って自己主張できる子どもを育てていく必要があります。
総理大臣賞、法務局長賞とうことは、関係者も読んでいるということです。
子どもたちは全国各地でいじめをなくそうと頑張っていますが、大人がそれを許している構造を断ち切る必要があります。
いじめを許しているのは傍観者、無関心を装っている大人であるという自覚を持つべきです。
この作文を読んだすべての大人たちの行動が問われています。
鳥取県でもいじめフォーラムが行われていますが、参加者の意見が言えないような会では全く開催する意味がありません。
みんなが一堂に集まって議論できる場であるのに、発言が制限されるような会はやっても無駄でしかありません。
子どもたちのメッセージをしっかり受け止めて、大人も誰に対しても自分の意見をはっきり伝えていく必要があります。
これまでのいじめキャンペーンや研修会という形だけの取り組みが効果がなかったことをきちんと反省すべきです。
みんなに合わせることしかできない、言われたことしかできない人間を作るために校則で縛るしかないのが日本の「学校」というところです。
そんな窮屈で狭苦しい世界にいたら息がつまるのが当たり前です。
だから、子どもたちはいろいろな形でメッセージを発したり、学校へ反発したり辞めたりしています。
これからも、みんなに合わせない、他の人とちがう、自分の意見を堂々と言って、自分の意志で行動する彼らを応援していきます。
こちらに、この作文を書いた紙谷 桃歌さん他の全国中学生人権作文コンテストの受賞作品が掲載されています。
中学生人権作文主な受賞作品(PDF)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

テロは許せない、有志連合による大量殺人はもっと許せない

大国の犠牲になっているのは、いつも何の罪もない国民です。 武力行使しないというのも、ひとつの意志表示です。 G20でテロ撲滅へ連帯するという特別声明が採択されましたが、単に外向けの形だけのアピールでし …

島根県丸山達也知事、聖火リレー中止の意向表明、五輪開催も反対

丸山島根県知事の「聖火リレー中止検討表明」について、ニュースでも報道されていますが、正確なニュアンスを伝えているものが少ない。 だからこそ、このような形で意見表明の内容を知らせることが大切だと思います …

緊急特集 赤木さんの真実 〜「森友」を忘れない

オリンピックの延期騒ぎよりも100倍重要なこと。 メディアも世間もコロナ一色ですが、日本人なら絶対に知らなければいけないことです。 私たちの人生だけでなく、次世代にも通じる大事件です。 これがコロナ騒 …

60代のひきこもりが増えているのは自己責任ではなく、社会の責任である

ひきこもりの解決は、就労して賃金をもらうというスタイルを思い浮かべる人が多いと思います。 だから、様々な方法でジョブトレーニング、職業訓練が行われています。 しかし、それだけではないプランも用意する必 …

小保方論文は早大がまともな審査をしていないことが問題

小保方さん戦ってます。 「学術的な理由とはかけ離れ、社会風潮を重視した結論を出された」というのも一理あると思います。 そもそも今回の件が「社会風潮」にならなかったら、小保方さんは研究者の道を閉ざされる …

スポンサーリンク

スポンサーリンク