鳥取県では今年度「不登校生徒等訪問支援、居場所づくり事業」として約3,000万円の予算が充てられています。
この事業は、鳥取県中・西部地区におけるハートフルスペース(教育支援センター)の立上げについてにも書いたように、中部地区と西部地区に「ハートフルスペース」を設置するというのが主な内容です。
以下、ホームページより抜粋。
・事業概要
義務教育終了後の高校不登校(傾向)生徒や中卒者、高校中途退学者の学校復帰や就労、社会参加に向けたアウトリーチ型支援を強化するため、中・西部地区に教育支援施設を設置する。
・活動内容
(1)中学校卒業後あるいは高校中途退学後に進学、転編入学、就労をしていないケース、または就労等したがやめているケースの実態を調査する。
(2)調査したケースについて関係者とともに家庭訪問等で状況やニーズの把握を行い、必要な支援について検討する。
(3)支援が必要な者に対して、訪問支援、来所・電話相談、居場所の提供、体験的な活動の実施等を行い、進学・就労・社会参加へ向けて支援を行う。
(4)支援員、指導員、教育委員会事務局担当者を対象に連絡協議会・研修会を行い、情報共有、効果的な支援の在り方について検討する。
<支援内容>
・訪問支援
・安心して過ごせる居場所の提供
・電話・来所による教育相談の実施
・社会性を身につけるような活動の提供
・次の進路へ向けての情報提供
・就労・福祉等の関係機関へのつなぎ
・カウンセリング
・中学校、高等学校への訪問
現在開催中の県議会でも「これまでの取組と成果」についての議題が取り上げられる予定になっています。
今年度の実施状況を基に、来年度はさらに利用者のニーズに応える展開になることを期待しています。
鳥取県 不登校生徒等訪問支援、居場所づくり事業
教育支援センター「ハートフルスペース」
鳥取県議会平成30年2月定例会の日程
2月の鳥取県議会でもハートフルスペースについての議題が取り上げられます
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執筆者:azbooks