「とはいえ指導をしても、毎年毎年、礼儀も知らない、挨拶もできない、高校生になっても九九ができない、漢字の『山』と『川』は書けるけど、『谷』は書けない程度の学力しかない子供たちが入ってくる。」
「一体この国はどうなっているのか?
高校に入る前までの学校では一体何を教えてきたのか。親は何も教えなかったのか。地域で誰か注意する人はいなかったのか。落ちこぼれた子供をほったらかしにする学校、地域、家庭。
でもすべての根幹は家庭にあると考えた。」
「落ちこぼれクラスを切り捨て、進学クラスを優先しようとした教頭とケンカになり、30歳で教師を辞めることに。
『10年いろいろな経験を積み、40歳になったら、日本の教育を変えるための事業をしよう』と心に決めた。」
誰もやらないなら自分がやる。この考え方は素晴らしいと思います。
確かにスゴい行動力です!
これはお母さんだけの問題じゃありません!
ですが、「父親はあまり関係ない。母親が重要だ」という根拠は何でしょうか?
「母親がダメ、母親が大事」というのは違うと思います。
母親だけが家族ではありません。母親だけがごはんを作っているのではありません。母親だけが子育てをするのではありません。
親や家族のいない子どもたちはどうするのか?
それも大きな課題です。
親のせいだというのは簡単ですよね。でも親は親で苦しんでいます。
親のサポートも必要ですね。
また、ひとつの評価基準で観るのではなく、何を大事にするかが問題ですね。
食は確かに大事ですが、それは母親だけの役目ではないですよね。
お母さんだけの問題じゃありません。
お母さん方も子どものため、家族のために必死で頑張っています。
でもなかなか上手くいかない。だから悩んでしまう。
そのようなところをみんなで支え合う仕組みを作っていきましょう。
ダメな子供は母親と料理がダメ~元教員・元銀座のママが「おだしプロジェクト」を始めた理由