「うちの子は何もしないでゲームばかりしている。困ったものです。」という人がいます。
お父さんはあまりいいませんが、お母さんに多いです。
困っているのは誰ですか?
本人が困っていないのに・・・ですよ。
困っているのは子ども本人ではなく、お母さんの方ではないですか?
そして、「何に」困るのですか?なぜ困っているのですか?
さらに、「何もしないで」なんてことはありません。ゲームのほかにもたくさんのことをしています。そこを見ないでゲームをしている場面ばかり見ているから(見ようとしないから)「ゲームばかり」と思ってしまうんです。
1日24時間ゲームしかしていないことなんてありません。子どもは他にもいっぱいいろんなことをしています。
親の見ていないところで、目には見えないこともいろいろ考えています。
また、どうしてゲームがダメなんでしょうか?
ゲームをやってみたら、その大変さも面白さも分かります。ゲームをクリアするには頭も使います、テクニックも必要です。そしてクリアしたときの達成感は半端じゃないです。
子どもの困ったではなく親の困ったは親の課題
実はこれ、ゲームだけではありません。
「××ばっかりして、○○はやろうとしない」という「××」は親の都合の悪いこと、「○○」は親が期待していることです。
子どもに親の期待している通りにしてほしいというのは親の勝手だと思います。
子どもにとってはいい迷惑だと思います。
「××」と「○○」には何が入りますか?
親にとって都合のいいことをしていたらよくて、そうじゃないときはダメというのは親の勝手です。
「こうなってほしい」「こんな人になってほしい」といいのも親の勝手です。
そうならないからといって困っているのは子どもではありません。
子どもは子どもでちゃんと考えています。ゲームのほかにもいろいろやっています。
夢中になれること、没頭できることがあるのは素晴らしいことですよ。
そのことに目を向けて気づいてほしいです。