教育

『学校をやめる』っていう選択肢もありです。私はこれで学校を辞めました

投稿日:2016年10月26日 更新日:

「あの頃は『学校をやめる』っていう選択肢があることを知らなかった。そういう選択肢があるって知っていたら、もっと早くに楽になっていたと思う。」
「親の期待に応えるために、心を壊してまで子どもが頑張る必要はない。」
「子どもは親の所有物ではなく、親の希望を叶えるために生きているのではない。」
子どもは教えない方が自ら学習しますね。
私も生徒と保護者以外、渡る世間は「敵」ばかりです。(笑
あえて敵を作って楽しんでいるという「Mっ気」もあるかもしれません?
私は決して学校を否定しているわけではありませんが、学校にも限界があるということです。
すべての子どもを今の体制の中に閉じ込めることは不可能です。
そうしようとするから、子どもたちは自ら言葉だけではないメッセージを発しているのです。
そのメッセージの受け止め方もまた問題ありありなんですよね。
学校に行くのもあり、それ以外の選択肢から選ぶこともありなんです。
どこで何を学ぶか、どこでどんな仕事をするか、すべては個人の自由です。そのために必要があれば学べばいいんです。
子どもは学校を選ぶ権利ももっています。
本当は、選ぶ権利も生きる自由も誰にも縛られることはないんですよね。
学校行くとか行かないとか、関係ないんですよね。
「学校は命を賭けていくところではない」「学校へ行くか死を選ぶか」という究極の二者選択ではなく、そこまでギリギリになってから「学校へ行かない」と決めるのでもなく、もっとシンプルに考えたらいいんです。
・学校へは行きたいときに行って、行きたくないときには休む
・他のことがしたければ学校を休んで他のことをする
「学校へ行くこと」が前提ではなく「自分の興味・関心」が動機、出発点であることが重要なんです。
そこに学びたいことがあるのか、自分の求めているものがあるのかという目的で決めたらいいんです。
大人が自分を生きていないことを子どもに押し付けるのは、こどもにとっていい迷惑です。
「不登校になる前は、なぜ学校に通っていたの?」娘の答えはあまりにもシンプルだった
担任が家庭訪問をするたびに「学校においで!」「みんな待ってるよ。」という言葉かけ。
さらには、クラスの子どもたちからの手紙まで持ってくる。
これでは子どものプレッシャーを益々大きくし、保護者の精神的な負担を増してどんどん不安だけが拡大していきます。
学校との信頼関係もどんどん悪化していきます。
誰からそのように仕向けられているのか分かりません(いや、分かってます)が、これこそまさに不適切な対応です。
子どもは担任や校長のために生きているのでも学校へ行くのでもありません。
まずは、「自分を生きるとはどういうことなのか」教員自身が自覚することが先です。
こちらに、私から親御さんと学校の先生へのメッセージを書いています。
「むやみな言葉かけが子どもの心を傷つけるときもある。」
「先生と会えば学校に連れていかれる!」
「子どもは自分を認められたことで安心し、自然と前に向くようになっていきます。」
不登校の子を「見守る」という支援を。先生に忘れてほしくない4つのこと

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

道徳の教科化ではいじめをなくすことはできない「架橋38号」

いよいよこの4月から小学校で「道徳科」の授業が始まります。 道徳の教科化とは「国が認定した教科書を使って」指導し、それを「担任が評価する」ということです。 教科書が求める価値観を教科書や教員が求める答 …

女性教員を死なせたのは、他でもない上司や教育委員会の責任

「こんな気分になるために一生懸命教師目指したんやないんに…」 10年前に自殺した女性教員は、子どもが好きで教員になり、子どものために一生懸命はたらき、とても真面目な方だったのではないかと思います。 子 …

不登校は「学校の評価」と「教員の対応のしかた」が問題

不登校、ひきこもり、発達障害のある子どもさんの親御さんと話をして思うことがあります。 みなさんがフラットな関係でフリーで話をしているのですが、「学校の評価」と「教員の対応のしかた」の問題です。 教員が …

学校に合理的配慮をお願いするための資料

ディスレクシアについての本人の気づきと同時に家族や社会の理解が必要です。 学校では特別支援の教員だけでなく、一律の評価と一斉教育をしているすべての教員の理解も必要です。 特性を知ることで、個々への対応 …

日本の学校はこんなに凄い、ことなんかない!マイナス点ばかり

これって、優れているのではなく、マイナス点ばかりだと思いますけどね。 今日は新たな出会いがあり、松陰先生の言葉を確信しました。 「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行な …

スポンサーリンク

スポンサーリンク