濱口瑛士(えいし)くんという職業は画家・アーティストがいます。
学校には通っていません。
小学6年の時に不登校になった理由はいじめで、中学ではいじめはなくなったものの、授業にはついていけず、学校はほとんど休んでいるといいます。
そんな彼が描く絵が評判になっています。
個展や海外訪問など活動の幅は広がっています。
障害やいじめなど、小さい時から様々な経験をしてきた瑛士くんならではの感性かもしれません。
雲の上の「あるべき大人の世界」では、建物の大きさもすべて同じで、確かに平等。人々が穏やかに暮らしているような印象がする。
「すごくいじめられて辛い時期は、ものすごく楽しい世界を絵でいっぱいに描いていて、いま学校に行くことから解放されたら、苦行を美徳とするような絵が増えてきた。絵でバランスを取っているんだよね、たぶん」
「私から見たらこれが幸せだけど、幸せに思わない人がいるんだろうなと。人間の幸せって結局、平和で、いさかいの起こらないことだと思うんです。そのために『理性』を大切にしないといけない。『理性』とは、全体や周りのため、もしくは自分の思想のために、自己犠牲することだと思う。行き過ぎた自由は、野生です」