教育

安全ではないところには近づきません それは自分を守る防衛本能です

投稿日:2020年2月26日 更新日:


学校に行かない子にはその理由が必ずあります。
「なんとかして学校に行かせたいという大人」「大人にとって都合のいい理由を聞きたい大人」に対しては子どもは言葉も心も閉じてしまいます。
子どもにとって重要なことは、その関係性と安心して過ごせる環境です。
安全ではないところには近づきません。それは自分を守る防衛本能です。
子どもにとって魅力のある楽しいと思える学校なら毎日楽しく行きます。
美味しいラーメン屋さんには行列してでも食べに行きます。
欲しいものがあれば何ヵ月待っても手に入れたいと思います。
反対に味がまずかったり店員の対応が悪い店には二度と行きません。
要らないものを押し付けられても拒否します。
つまり、買い手の問題ではなく売り手の問題なんです。
子どもたちが来たがらない学校には魅力がないのです。
学校は教育という「商品」と「サービス」を提供するところですが、どうでしょうか?
子どもだけでなく、教員も不自由な学校ですが、公立校でも「私は子どもたちにこんな教育をしたい」「私の学校ではこんなことを学べます」という魅力ある商品とサービスの主張をもっともっとしたらいいと思います。

子どもも親も教員も困っている

学校の外にもいろいろな学びの場があります。
支援センターやフリースクールを知らない教員もいます。
中学校卒業後には県内外にたくさんの進路があります。
そして、本人と親だけでなく学校に来ない子を担任している教員も困っています。
「不登校」なんてものはありません。「不登校児童生徒」なんて者も存在しません。
学校に行くのも自由、行かないのも自由、その選択権は子ども本人にあります。
「不登校」が問題なのではなく、子どもたちの学習権が保証されていないことが問題なのです。
親の会ではさまざまな経験や情報を共有していますので、親御さん一人で抱え込まないで、本人に合う情報や場所を見つけに来てください。
鳥取県の親の会の3月の例会とイベントのご案内

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

僕には授業もテストもない学校「サドベリースクール」が合っていた

「君たちはどう生きるか」 彼が選んだのが、こういう学び方、生き方です。 どんな人にも自分のことは自分で決める自由があります。 どこで学び、どう生きるかは自分で自由に決めたらいい。それは誰にも止める権利 …

子どものいじめ再調査も「調査のための調査」だ

先日の鳥取県教委が発表した「不登校児童生徒の実態」の分析も乱暴でしたが、今回の再調査も「調査のための調査」に終わっています。 子どものいじめ 調査やり直しで3万件増 http://www.asahi. …

学校に行くとか行かないとかどうでもいい「不登校」なんてナンセンス

人はいつでもどこでも学び成長している。 だから「不登校」なんて概念はそもそも存在しない。 学校に行くとか行かないとかどうでもいい。 「不登校」なんて用語を作ったことが差別と偏見を産んでいる。 つまり「 …

「インクルーシブ教育」とはすべての子どもに必要な教育環境です

「インクルーシブ教育」とは「障害のある子ども」のためだけに行うのではありません。 すべての子どもに対して一人一人のニーズにあった適切な教育的支援を「通常の学級」で行う教育のことです。 障害のある子が困 …

学校へ行かせるのではなく、大切なのは子どもが好きなことを見つけること

学校へ行くのも学校を休むのも子どもの権利ですにも書きましたが、学校に行くには一人ひとりに理由があります。 無理をさせない。本人の気持ちを何より優先です。 親はなんとかして学校へ行かせようとしますが、子 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料