教育

教育機会確保法には欠陥あり、すべての子どもが安心して学べる環境を作る必要がある

投稿日:2017年6月20日 更新日:

NHKの解説委員も何も分かっていません。
「教育機会確保法 不登校対策は」(くらし☆解説)

この法律をちょっと読むと、子どものことを考えているように思えます。
しかし、この法律には欠陥があります。
「休んでもよい」というのは支配する側からの一方的な命令です。
子どもがいつどこで学ぶかは本人に決める権利があり、自由です。
6歳から15歳の就学期間、義務教育期間はその年齢になったら自動的に所属校が決められ、15歳の3月には中学校卒業という「資格」が自動的に与えられます。
学校へ行っているか行っていないかに関わらず、どこにいても中学校卒業になります。
しかし、この法律はフリースクールを含む、文科省が認めていない「学校」へ行っていない子は中学校卒業「資格」はもらえません。
つまり、学校へ行っている子といっていない子が分けられるということです。
そもそも「不登校の子ども」という見方自体が間違っています。
「不登校」という概念を認めることが間違いであり、「不登校」そのものが存在していません。
「不登校の子どもたちが安心して学べる環境を作り上げる」のではなく、「すべての子どもが安心して学べる環境を作り上げる」ことが必要なのです。
不登校の子供を支援する『教育機会確保法』とは?

「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日(文科省)

こちらでフリースクール全国ネットワークがこれまでに作成した資料等を公開しています。
フリースクール全国ネットワーク公開資料

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

競い合い社会から「真の」助け合い社会の構築を

競い合い社会から「真の」助け合い社会の構築をめざしましょう! 「東大何名合格!」 「就職率96%」 「10才若返り」 「スリム美人」 「年収1000万円!」 「勝ち組・負け組」 街中やつり革広告、テレ …

鳥取県のいじめ・不登校対策本部会議は前に進んでいるのか?

鳥取県の本年度第2回目のいじめ不登校対策本部会議が明日開催されます。 しかし、これまでの概要を読んでも、なんか形だけやっているという印象しかないなあ。 ここで見られるのは概要だけなので具体的なことは何 …

学校復帰の「約束」が子どもが自分で自分を追いつめる

子どもの自殺が1年でもっとも多い時期が2学期の初めです。 「学校に戻ってみようか」という働きかけの背景には、学校を休むことを許さず、不登校を罪悪視する世間の風潮がある。 保護者や教員も口では「ありのま …

自ら学び考える力を育てるためにも「学びの自由化改革」が必要です

この度のコロナの影響がさまざまな形で現れていますが、だから私も、今こそ教員の働き方も含めて教育制度の見直しをするチャンスだと思います。 チャンスにしなければなりません。 一斉授業をオンライン配信する競 …

植松努さんの「そんな僕だから、見えたもの」が素晴らしい

植松努さん、そんな僕だから、見えたものが素晴らしいです。 「みんながやってるから」「力を合わせてがんばった感」って、そんなことどうだっていいんですよね。 というか、そんなことに振り回されてるから、世の …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料